October 31, 2012

今日の気になるもの Antenna


Dear Friends,

Hopefully I can translate this post in English tonight.  Talk to you soon!



昨日日経ビジネスOnlineの記事を読んでいて見つけたんですけどね。
幕末から明治の初めに日本に住んでいたアメリカ人の動物学者が書いた手記。
Googleで検索したら、Archiveで全文が読めるではないですか。

まだ前置きのところしか読んでいないんですけど、友人から「そんな誰も気にしないような詰まらないミミズの研究は誰かに任せておけ。絶滅しようとしている古い日本の文化と侍という種をよく知る数少ない外国人の君が、本に残さずどうする。大体、ミミズと日本文化とどちらが大事だ」と言われた、といった部分が。

日本の明治・大正時代の文章って、カタカナだし読みにくいし、古臭い感じがして読まないじゃないですか。ああ、英語だと全然違和感なく、現代の文章のようにビビッドに読めるんだと思って、非常に新鮮でした。
また、イラストが沢山あって面白いの。絵を見るだけで楽しめると思います。

http://archive.org/stream/japandaybyday18701morsuoft#page/n7/mode/2up
http://archive.org/stream/japandaybyday18702morsuoft#page/n9/mode/2up

今日はこれから大崎のパタゴニアストアにアラスカのスライドショーを見に行ってきます!
楽しみ。

これからの消費のかたちと生きかた

最近意識しはじめたことですが、お金の使いかた、買うものの選びかた、そういったものが変わってきているように思います。特に、自分についてはハッキリそう言えます。

応援したいから買う。

検索すると「エシカル消費」や「応援消費」などという言葉もあるようです。でも、この2者には大きな違いがある。エシカル消費が「どうせ買うならより社会的に正しい企業から」といった意味合いであるのにたいし、「応援消費」は「今すぐどうしても必要なものでなくとも、とにかく買うことによって応援したいから買う」という意味合いが含まれていると思います。私は後者に近いです。
応援消費という言葉は震災の後で随分使われるようになった様子。私は普段マスメディアに殆ど触れていないので、「こんな言葉あるかな?」と検索してみて初めて一般に使われる言葉だと知りました。被災地を応援するために、東北のものを買いましょう、という文脈です。
(ちなみに、今見つけたこの記事は「だから真のCSRを頑張りましょう」と言っていますが、それは違うと思う。もちろん、マイナスにはなりませんが。)

それを最近意識するのは、例えば本や雑誌を買うとき。
確かにね、家は本だらけになりますよ。でも、わたしは物書きで食べていく人を応援したいし、いい本を出す出版社が無くなってほしくないんです。
内容を読むだけなら図書館でも借りられるけど、それでは応援していることにならない。ので買います。

例えば、道東の商品を買うとき。
北海道が好きになって、とくに道東に住んで食べていける人を増やしたいので、地産の商品を見つけたら買うようにしています。

ここ1週間で、ナガオカケンメイさんと津田大介さんの有料メルマガに登録しました。ナガオカさんは集めたお金で地方のロングライフデザインが生き残っていく活動をされているし、津田さんのオルタナティブな政治メディアを作る資金が欲しい、という目標に共感したから。

毛糸もね、近頃は一念発起して起業し毛糸を自分で作るような人の毛糸を買っています。その土地の産業にとっても、雇用にとってもいいことだし。

180°Southという、若者がパタゴニア創始者たちの足跡を辿る旅をするという映画を見て、パタゴニアが本気で「パタゴニア」を保全したいと思っていることを知り、心から応援したいと思いました。

気が付くことは、「人」を応援しているということ。そして、その「人」たちは既存の枠組みから出てなんとか自分で食べていこうとしている人たちです。(あ、出版社は違いますね。彼らも変わる必要があるんだと思う。でも本は別格。)
普段色々な現実的な理由からユニクロでも買うし電化製品も一般消費財も買うけれど、こういったものは出来れば減らしたい。

もちろん、普通の企業の製品を買うことでその会社を応援していることにはなるのですが、これからの時代、人の顔の見えない企業がちょっといいことをするだけで応援してもらえる世の中ではなくなるという気がしています。

強い決意を持った生きかたをしている個人を、それに共感した人が応援していく、そんなストーリーが大事だし、それがこれからのマーケティングなのかな、と思う。これからの生きかたなのかな、とも。

October 21, 2012

Weekend Knits

昨日と今日はニットな週末でした。
昨日はamirisuをお手伝いしてくれる方々と初顔合わせ。ボランティアの方々なので少しずつお仕事お願いするのですが、やっぱり直にお会いするのとそうでないのでは天と地の違いだし、それに編み物友達増えるのって嬉しい!すごくユニークな顔ぶれで、みんな素晴らしい人たちで、マニアックな毛糸話に盛り上がり、楽しかった。
また、同じメンバーで用もなく集まりたいです^ー^

そのあとピラティスに行く予定にしていたものの、私は電車を間違えて間に合わず、神楽坂の猫カフェで読書をしました。
最近本読んでるんです。時間が(少し)あるって嬉しいね。

夕方、お友達と合流して、最近彼女が発見したという神楽坂のセレクトショップに行きました。路地裏の裏にある、インテレストというお店。それがねー、ステキだったんですよ。置いてあるものの選び方がとっても好き。
色々試着して、今フェアをやっている手作りの靴たちを履きまくり、すっごーく欲しかったんだけど、靴は今回諦めてコートを買いました。だって、本当に誂えたようにピッタリだったんです。しかも、触ったら分かる良いツイード。昔ながらの重たいツイードじゃないんだけど、きっと重たいツイードは私には着こなせないので。生地を薄くせずに軽くするために、とてもホンワリと紡いだ糸を使って織ったツイードです。
でも、靴もう一回見に行っちゃいそうでコワイ。

その後、神楽坂に今年オープンしたというビストロに行きました。ここも安くて美味しかった。間もなく満席になりましたよ。やっぱりみんな知ってるんだねー、美味しいお店。
Viandeというお店です。

今日は、人気のニットデザイナー、Michiyoさんの「部活」に行ってきました。10人くらいにたいし先生で、とても贅沢な3時間。手作りのお菓子を持って来て下さった方もいて、笑顔が止まりませんでした。しかも、わたし先生の隣。落ちこぼれ生徒のように、じっくり教えてもらっちゃいました。かぎ針編みって普段あんまりしないので、奇麗に編むコツってあるんだなー、と感心。すごく勉強になりましたよ。みんな編むの速いし。

みんなから頂いたお菓子。なんと手作りも。

この後解くことになる、わたしの編み始め。

10人それぞれ色々な糸で編んでいたので(違うものを編んでいた人も若干^ー^)、色々な糸の組み合わせが見られて面白かった。中でも、ブリティッシュエロイカというちょっと太めの糸が、一番いい感じでした。わたしのDKは細かったね。

張り切って写真を撮るMichiyoさん。
それにしても、皆さんが編んでいたMichiyoさんの作品を見ていたら、本よりも実物が更に素敵で、益々編みたくなっちゃいました。ニット男子の作品を自分用に編むのが人気だったのも面白かった。
コアな編み物好きの方々が集まる場に行くと、こんなかんじで色々な情報に触れられるんだな、と、編み物教室初参加のわたしは大興奮して帰って来ました!
みんなの手作り道具が可愛くて!さすが。

October 18, 2012

Morro D'Oro


So, this is where I had been.
People at work ask me, "Where had you been?"
I answer "Italy, near Rome."
People: "Where did you go?  What did you see?"
Me: "Um, olive trees, vineyards, hills, dogs, and small villages.  And I knitted and painted."
People: "..... that must have been spectacular..."
Yes, it was spectacular.  It's just my words cannot do justice.

Above is a view towards the Adriatic Sea, taken from my favorite spot upon a hill.

And the town of Morro D'Oro is on the background of below photo (taken at a pool side where I stayed).  I was swimming there, too.

イタリアの写真を少しアップします。
会社で色々聞かれます。「どこに行ってたの?」
私は答えます。「イタリアです。ローマの近く。」
同僚「どこまわったの?何を見たの?」
私「えーと、オリーブの木とぶどう畑と、小さい村と、犬と、丘と。。。編み物して絵を描いてました。あ、半日だけローマ。」
同僚「。。。。それは。。。良さそうだね。。。」
はい、すごく良かったです。でも言葉では説明できません。

上の写真は、毎日散歩している間に見つけたお気に入りのスポットから撮った、アドリア海を臨む景色です。Morro D'Oroの村は、下の写真のプールサイドにあるハンモックの向こうに見えます。あと、一番下の写真がそうです。


Going up this hill, there is a medieval monastery.  The grapes are for wine making, and they were ripe.



These guys came with me for a walk - we had some fun together.



Between the olive trees.






Below is a better view towards the town.  It was a lovely small village.


他の写真はまた次回!
More photos, soon.

October 16, 2012

An ending, a beginning, and a new challenge


Yes, it's my car.  Well, technically, it's a car that I rented and drove.
For the first time in my life.

As I have written a couple of weeks ago, I did took driving lessons, and did go on a road trip on my own.  I have some tiny agony in myself because driving a car with only one passenger is so environmentally unfriendly.  I was rather proud of myself not driving at all.  But, it was fun.

I feel a bit sentimental, because one of the projects I have been working on at work is almost complete, and is about to be launched in a few days.  It has been a long way.  In the beginning, there was so little interest in the entire concept.  Now, many people support our efforts.  I almost cried at work.


I feel conscious about beginnings/endings today.  On returning from my vacation, I discovered that the summer had completely gone, and it's already deep in fall.  Fall is the season I start a new year.  I start many things from fall.  It's the beginning of my personal fiscal year.  I feel reborn.

It's also because the production for amirisu's second issue is just starting now.  And I have another secret project, and also another end/beginning thing happening as well.  A piece of news was waiting for me in Tokyo, and I am pretty excited about it.


During my vacation, I stayed beside the Japan's biggest wetland area, and went canoeing in the river that runs through it.  The whole driving/visiting a new place/canoeing/meeting new people experiences awakened my senses, and gave me new perspectives.

The owner of the B&B and canoe instructor is an immigrant from Tokyo.  We talked about a lot of things, such as life changing decisions, while we canoed in the pristine landscape.  He moved there when he was my age, and got married just 5 years ago.  He is extremely happy and says he has no regrets.  I envy him from the bottom of my heart.


That was, probably, a sign and a new beginning.
I feel like a whole new experience is spreading in front of me.

We'll see.

October 14, 2012

The end of the journey



2週間ぶりに家に帰って来ました。
ほっとした。
今回は長く休んでいたにも関わらず、イタリアの10日間は半分仕事だったし、結構プラスマイナスゼロの旅でした。道東に行かなかったら、海の泡となって消えていたかもしれません。
前回は「イタリア大好き!」といって帰って来た記憶があるのに、今回は「もう暫く行かなくていいな〜」という気分。トスカーナは間違いなく大好きなんだけど、なんかね、ローマは好きじゃない。アブルッツォも田舎でワインとか美味しいんだけど。。。北海道の方がいいなー。
いや、元々精魂疲れ果てて旅に出たので、マイナス20くらいから始まっているのですよ。それがプラスになる前に色々とあったので、ローマの喧噪に耐えられなかったのです。
イタリアで更に疲れた理由その1:
参加したSquam Art Workshopsイタリア(Squamitalia)のスポンサーもしていたので、宣伝キットの準備やら(そして共同スポンサーしてくれた会社からの荷物が届いているかの心配も)、オープニングでの挨拶やら、ニッターさんたちへアピールするために一緒に編んだり、次号のための取材準備をして取材をしたり、と結構忙しかったのでした。全然自分の時間がなかったから、アクティビティにも参加せず。
その2:複数の超ワガママな参加者に翻弄された方々の相談にのったりお手伝いをしたり、気疲れ。
その3:イタリア人やアメリカ人の皆さんの大げさな表現に合わせるのに疲れた。わたし日本人の平均からしてもフラットで起伏の無い性格なので、10日間もAmazing!とか言ってられないみたいです。いや、疲れてなければ、全然対応可能です。

その中で不幸中の幸いは、本当に仲良くなった友人たちと、そして最高のルームメイト!美味しいオリーブオイルを買ってきたこと、それから写真も沢山撮って来たよ。
そして、北海道はやっぱりスペシャルでした。もう心は決まっています。写真交えて紹介します。



I'm back home after two weeks of travel.
Home sweet home.
Although I had been away for 2 weeks on vacation, my Italy trip was not completely a vacation, I was working half the time, worrying about many things, in a very bad Internet connection.
I had been completely utterly exhausted when I arrived in Italy, what with crazy working schedule in the past few months, that my energy level was like at -20.  So, I couldn't bear the sun, the party, the worrying, and ups & downs of emotions of Italian people.  Of course, taking Flora Bowley's class with Susannah Conway (and with 13 other wonderful women with great stories), and walking around the city of Rome with Elizabeth were absolutely amazing.
In fact, I really enjoyed painting this time, very happy about the results, and had such great fun knitting with many like-minded people around the world.  I made several very special friends, and my roommate was a rockstar (I adore her so much).
My Hokkaido trip was also very special.  I think my mind is pretty much made up in several aspects.
More photos, soon.