April 22, 2007

好きなんだからしょうがない

古い映画、新しい映画、シリアスな作品、アクション・・・ホラーを除きどんなジャンルの映画でも大量に観ていますが、やっぱり一番好きなのはハッピーエンドのラブコメディ。先日トラックバックしてくださった方も「おこちゃま映画」と書いていらっしゃいましたが、確かにそうかもしれません。でも「好きなんだからしょうがない。」
という訳で、お気に入りの「おこちゃま映画」を恥も外聞も捨てて紹介。

1.Legally Blonde

日本語では「キューティー・ブロンド」などという全くセンスのない名前が付いていますが、原タイトルではLegally Blonde、ブロンドでバービーみたいな主人公の女の子が元恋人を追ってハーバードのロースクールに行く、ストーリーに掛けているようです。
ハッキリ言ってすごくおバカな映画ですが、正直言ってすごく何度も観ています。観るととてもパワーが出て元気になるから。カリフォルニアらしい能天気な大学の雰囲気、大学院の少しアカデミックな雰囲気、主人公の軽薄かと思いきや非常に芯の通った性格。
いつも元気をくれます。それに、リーズ・ウィザースプーンは大好きな女優。軽い役も、『ウォーク・ザ・ライン
』のジューンのような難しい役もこなす演技派です。
ちなみに続編も出ていますが、こちらは残念ながら見る価値はありません。
ちなみに、ルーク・ウィルソンがステキです。アメリカ的な感覚でいう「本当にゴージャス」ってこういう人だと思う。ただ残念なことにお兄さんのオーウェンほど頭が良さそうでも才気に溢れている訳でもなく、俳優以外の職業についてたら全然成功しない人だろうな、と思います・・・

2.Princess Diaries
1&2
ディスニーの子供向け映画。同名のティーン小説が原作になっています。主役のアン・ハザウェイは最近『プラダを着た悪魔
』ですっかり有名になりましたが、もっと若い頃こんな役もやっていたんですね。
私がこの映画が好きな理由は、「ある日突然、王女様だったことが発覚する」お伽話にあるというよりむしろ、王妃役で出ているジュリー・アンドリュースです。子供の頃、ちゃんとまともに観た初めての映画が「サウンド・オブ・ミュージック
」と「メリーポピンズ
」で、それ以来彼女の大ファン。本当に気品があって、話し方も立ち居振る舞いも素敵でため息が出ます。「自分が年をとったらこうありたい」(もちろん無理だけど・・・)と憧れてしまいます。せめて、わたしもこんなお祖母様が欲しい(無理だけど・・・)。
ストーリーは、完全にティーンエイジャーの女の子向けです。大人の男性にはおそらくつまらないと思います。でもわたしは大好き。
ジュリーの昔の作品、サウンド・オブ・ミュージック、メリーポピンズ、そしてチキチキバンバンは、万が一観たことのない人がいれば必見!

3.You've Got Mail

すこしまともになってきました。これをおこちゃま映画と分類すると怒る人もいるかもしれません。メグ・ライアンとトム・ハンクスが反発しながらも惹かれあう2人をコミカルに演じています。
監督がNY在住、NY大好き人間であることもあって、NYの魅力が存分に描かれています。加えて、街の小さくキュートな本屋さんと大手書店チェーンとの戦い、というストーリーも、街づくりを専攻していた者としてはグッと来ます。
スクリプトもとてもよくて、本当にキュートで幸せな気分になれる映画です。まだ観ていないなんていう人がいたら、今すぐDVDレンタルしに行きましょう。

4.ファミリー・ゲーム

これもディスニーの映画です。教えてもらって観てみたらとても面白かったし、子供時代のリンジー・ローハンが信じられないくらいキュートです。
双子の姉妹がメイン・キャラクター。両親が離婚してそれぞれアメリカとイギリスに住んでいて、双子も生まれたときからバラバラに育ったという設定。お互いの存在を知らずに大きくなって、ある日サマーキャンプで自分にそっくりの子に出会い、姉妹だということを発見、入れ替わって家に帰るというお話です。とにかくリンジーが可愛いということに尽きます。
ちなみに脚本は監督のオリジナルで、同監督が今公開中の「ホリデイ
」も脚本を書いています。ホリディも家を交換するお話なので、似ているといえば似ていますね。

多分まだまだありますが、とりあえずこんなところで。

プライドと偏見

プライドと偏見
評価:★★★★

This is one of my very very favorite films. 

ベスト10に入ると思います。
(といいつつ、ベスト10フィルムが10本以上ある気がしています・・・)

子供のときにある程度文学作品を読んだ人なら大抵めぐり合っている『高慢と偏見』。
もちろん皆話は知っていますが、ストーリーどうこうではなくこの映画は必見だと思います。
原作も日本語だと上下巻になってしまうくらい長く、かつてBBCが作成しベストセラーになったTVドラマでも12時間という長編(放映時間にはイギリスの街が閑散とした、という伝説的な噂もあり)。それをなんとこの映画では2時間に収め、しかも短さを感じさせない素晴らしい台本&編集となっています。
この映画が超おすすめである理由はキャスト、映像、音楽にあります。
これまでジェーン・オースティンの作品が映像化されたものをみると、大抵はキャストが少し年齢オーバーでいまひとつイメージとしっくり来ませんでした。おそらく高名な文学作品を演じるのに、それなりに実績のある俳優を使っていたという理由からかもしれません。でもこの時代のイギリスで「結婚適齢期を過ぎつつある年齢」といえば20そこそこであって、どう見ても30代の俳優が演じるには少しミスフィットです。
それはともかくとして、主役のキーラ・ナイトレイ、お父さん役のドナルド・サザーランド、それ以外の配役もとてもイメージどおりで演技も素晴らしいです。
また、おそらくこの映画の評価が非常に高い理由は、その映像表現の巧みさにあると思います。重要シーンごとのつなぎ目に配置された情景描写の映像が息を呑むほど美しい。
たとえば導入部分で主人公のエリザベスを追ってカメラが家に入っていく撮り方、ブランコに乗りぐるぐる回っている視線の撮り方(上手く説明できませんが、観ていただければ分かると思います)、エリザベスが明け方に鏡を見つめながら段々外が明るくなっていく様など、印象的な映像シーンも沢山あります。
最後に、音楽。サントラがすごく良いです。サントラを全部作曲したのは若手のダリオ・マリアネッリという映画音楽専門の作曲家で、それをジャン=イブ・ティボーデという(有名らしい)ピアニストが演奏しています。マリアネッリはここ数年で色々な映画のサントラを手がけているらしく、サントラつながりで映画を観てみるのも面白いかも、と思っているところです。他の作品としては「Vフォー・ヴェンデッタ」などもそうらしいです。
とにかく完成度の高い音楽。初めてサントラのCDを買ってしまいました。

というわけで、美しい映像や音楽が好きな方には特にオススメの映画でした。

***
追記
最後のシーン、エリザベスがダーシーと結婚する承諾を父に請うところがとても好きです。父親の台詞:「I cannot believe that anyone can deserve you, but it seems I am overruled」が何とも、涙が出るくらいいいフレーズだと思います。

C'est la vie

この週末のテーマは映画と料理。
体調を壊したこともあり、
大量の食材を買い込み映画を山ほど借りて、
家にお籠もりです。
なので、沢山映画のレビューをしたいと思います。

ちなみに、最近母親がオレンジページが出している「基本のイタリアン」を持っていたことに触発され、
同じ本を買ってみました。
この本、たったの600円ですが、とてもよいです。
早速トマトソースをつくり、ナスのトマト焼きを作ってみました。
今日はおやつにプリン、それからアンチョビとキャベツのパスタに決まりです。
めったに料理はしませんが、一応ちゃんと作れるんだぞ。
I can cook, but I don't cook・・・っていうところでしょうか。
でも、美味しいものは人生の重要な楽しみの一つですからね。

April 18, 2007

ハイ・フライヤー−次世代リーダーの育成法

ハイ・フライヤー―次世代リーダーの育成法
評価:★★★★

仕事以外の本で久しぶりにちゃんと読みきった一冊です。

とても面白かった。

経営のリーダーシップ開発について二つの考え方が整理されています。
ひとつは、リーダーシップや経営能力(“Good stuff”)というのは生まれつき備わった才能であるというもの。会社の役割は、能力のありそうな社員を様々な場でテストし、いわばネガティブ・チェックをして振り落としていくことにあります。最後に残った人が経営幹部になる、という訳です。
もうひとつは、リーダーシップは生まれつきではなく、人材育成によってCultivateされていくものである、という考え方。もちろん生まれつき向いていそうな人はいるけれども、いくら才能があれば成功できるというわけではない。当人に足りない経験を特定し、業務を通じてその経験を積ませていくことが会社の役割である、というものです。

世の中の多くの会社、特に欧米型の会社が前者のやり方で経営者を決めているのに対し、『ハイ・フライヤー』では後者の考え方を取っています。それは「CEOにまで上り詰めてすぐに失脚する人材(脱線者)が多い」という事実が気になり、事例研究をした結果であるそうです。もともと才能が有り、しかも長年に渡って様々なテストを潜り抜けてきた人材が、CEOになったとたんに失敗するのはどういうわけか、選び方が間違っていたのではないのか、という疑問を出発点としています。
研究の結果浮かび上がったのは、ネガティブ・チェックで経営者を選び出すということはつまり、確率論的に失敗せずにトップまで到達しただけであって、その人材が本当にどんな状況でも対応できるのかは分からない、ということ。また、周りが振り落とされていく中で成功を続けた結果、傲慢で人のアドバイスを聞かない人になってしまう確率が高いということ。
そうではなく、会社はポテンシャルのありそうな人材に対して、当人がこれまで経験していない分野で新しいチャレンジを与え、失敗から学ばせ、成長を促すべきである、と著者は説いています。そういった人たちをテストで脱線させてしまっては、必要な経営人材を必要な人数確保できず、結果的に会社にとってロスが大きいからです。
一番大事なのは「生まれつき」であることではなく、「新しい経験から学ぶ力」と「積極的に周りのフィードバックを求め、フィードバックをポジティブに受け止める力」だというポイントは、自分にとってもとても参考になりました。

Sea Change

BeckのSea Changeというすごく好きなアルバムがあるのですが、これがいわゆる慣用句であるということは知りませんでした。
DRMについての記事(Sony Blunders With DRM Again)を読んでいて"sea change"という表現に出くわし、意味を調べてみたところ大発見。
スペースアルク:英辞郎検索結果
シェークスピア(『テンペスト』)の造語だったんですね〜。大転換、大変貌、といった意味だそうです。語感、由来や意味がステキで、お気に入りの言葉に仲間入りです。

April 16, 2007

ディープ・ブルー

ディープ・ブルー
評価:★★★★★

「海の世界がいかに多様であり、相互依存で成り立っているか」をテーマとしたBBC制作の長編フィルムです。ナレーションはハリー・ポッターの校長先生役で一般に知名度も上がったMichael Gumbonが担当。ただガイドやナレーションは極ミニマムに留まっており、生き物たちの生態が淡々と迫力の映像で描かれています。

映像が綺麗そうだな、と思ってレンタルしてみましたが、「綺麗」なんてもんじゃないです。「ビューティフル!」「ファンタスティック」でも弱い、「マジカル」くらいあげてもいいんじゃないでしょうか。どうやって撮ったかわからないのですが、自然の美しさが存分に表現されています。
普通の生き物ドキュメンタリー(よくNHK特集で観るような)と違うのは、同じイルカでも沖のほうをちょろちょろぱっぱっと泳いでいるようなところを撮影しているのではなく、沖合いの「これぞ海本番」の真っ只中なので死ぬほどイルカがいるんですよ。イルカが何百頭も一斉に泳いでいて、誰に指示されたわけでもないのに回転ジャンプを競い合っていて、「生き物の楽園」って感じです。
サメも気絶しそうなくらいウヨウヨ。海の深いところから水面に向かって数え切れないくらいのサメが気持ち良さそうに泳いでいるシーンに身の毛がよだちます。
世界は小さい、などと言われていて地球が狭く感じている今日この頃、こんな生き物の世界があると現実感を持つことが出来なくて、どこか別の世界の話のようです。

April 14, 2007

レディ・イン・ザ・ウォーター

レディ・イン・ザ・ウォーター

評価:★★
これも以前から気になっていた映画。
なぜ観たかったかというとChristopher Doyleがカメラワークを担当しているからです。
NYのフィルム・スクールを出て映像や写真を撮っている友人がいるのですが、
彼が注目しているというCinematographer(映画のカメラワークをする人、いわゆるカメラマン)の一人がDoyleです。
話の筋自体はハッキリ言って全然良く分からないのですが(面白くないっていうほどでもないんだけど・・・)、映像はとても良いです。
具体的に言うと、
1.視点が面白い
恐らく殆どのシーンが誰かの視点で語られているという点です。
通常映画は情景描写的なシーンが結構多く、特に誰かの視点というわけではなく登場人物の動きが分かる撮りかたをするんですよね。この映画は主人公の視点、ムシの視点、イヌの視点、鳥の視点・・・など、必ず誰かが観ている気分になります。
2.色が綺麗
説明の必要はないかと思いますが、個人的にカラースキームがある映画というのはとても好きです。
3.1と関連して、最後のシーンが水の中から主人公を眺めているところで終わるのが新鮮です。とても印象深い。
というわけで、もし映像を勉強している人がいれば、結構おススメの映画なのではないかと思います。ストーリー的には★★くらいですが、映像がよいので3つにしました。

気分転換

フラ語の勉強を始めて早2週間強。
サイコーに楽しいです。
高校・大学のときは文法や単語を覚えるのが大嫌いでしたが、
今の心境は「ただ覚えればいいなんて、そんなお得な勉強法があったか!」という感じです。
仕事の方は本を読んでも勉強しても一朝一夕に力が付く訳ではなく、
トライ&エラーを繰り返しながら悩みに悩んでコツを掴んでいく、というものです。
毎日そんな感じで悩みながら仕事をしているので、
週末に語学脳を使うことはモノスゴク気分転換になることに気付きました。
言語を司るのは左脳だといわれていますが、
もしかしたら言語を学ぶ方は右脳なんじゃないかと思ったりします。
言葉の勉強はひたすらパターンを覚えて組み合わせ、相手の言葉を聞きながらパターン認識をして直感的に反応する、ことの積み重ねですよね。
文章を書いたり論理立てて考えたりとは全然違う作業。
コレハイイ、と結構嬉しい今日この頃です。

April 12, 2007

昔の覚え書き

わたしはいろいろなノートやスケッチブックに走り書きするクセがある。
昔のスケッチブックをめくっていて何となく取っておきたい言葉があったので、ここにメモ。

The story will never end, until your life is over. Or even after your life is over, the story continues...

自分より能力のある仲間に囲まれて刺激を受けつつ自分を高めていくこと、
そしていつか自分もそのような刺激が与えられるような人物になること

Blue moment
夜景を撮るときに一番綺麗に写る時間
照明と照射が均一
照明を計画するとき、たそがれ時からイメージして、明るい時暗い時へ振っていく
(面出薫さん大学の照明の授業より)

いつか、
わたしたちは別々のフィルターを通して同じものをみているみたいね、
と言ったことがあった
今では別々のフィルターの向こうに別々の世界をみているかもしれないけど・・・
同じものでできているのに、
1人は冷静で複雑ですっきり
もう1人は熱くてシンプルでぐちゃぐちゃ

Loneliness makes me blind.

Gone is the despair and self-discrimination
Begins today sky-rocketed optimism and self-determination.
Hello, my life.


都市はレイヤーではない
テクスチャーである
公園に憩いというような概念、あるいは機能だけを割り振ったところに近代都市計画の問題のひとつがあった
都市中での緑地の考え方。リラクゼーションだけの場所ではない。役に立たないものはオープンスペースではない
(なんかの都市計画の本のメモ)

「ランドスケープは犠牲者でもないし、都市に対立するものでもないし、人々を癒すものでもない。食われてしまうべきものだ。」アドリアン・ヒューゼ West8

If cities are not evil, urbanity does not have to be contained by nature. Nature can evade cities, and cities can fight against this evasion. This does not mean that cities can spread out anywhere, but that it is time to stop thinking that the Nature and Cities are two distinct concepts. The way of planning is on the verge of transition.

「ランドスケープ・デザインという言葉は“Politically Correct"なのでランドスケープ・デザイナーは高く評価され、地方自治体から仕事を依頼されるのです」(Rem Koolhaas)
「ランドスケープ・デザインはアーバニズムを生み出すもうひとつの方法なのでしょうか」(グルー)

伝統的な職能のカテゴリーに留まっている限り、新しい道を見つけることは難しい

自分の心をとらえたものは他の人たちも魅了する

Love, actually, is all around us. (very famous quote!)

April 10, 2007

初授業

先週末、はじめて日仏学院の授業に行ってきました。

超緊張。
これまで2週間くらい、ヒマを見つけては文法のおさらいをしようと努力したのですが全然間に合わず、「ぶっつけ本番」のような感じになってしまいました。
クラスは20人弱くらい。初めに自己紹介をしたところ、日曜クラスのせいか殆どの人が社会人で、しかも私のように「大学でやっていました」というレベル。同じだ、良かった!
もう2年くらい日仏学院に通っているという人も数名いました。
私は1年で何とかできるといいな〜。
さすが英語と違って何か思うところのある人が習いに来ている感じで、フランスに留学するだとかファッション関係の仕事をしているだとか、カッコいいですね。
先生もカッコよくて、ニキータをもっとマニッシュにしたような女性です。
3時間授業は長いかなと思いましたが、とても楽しかったし意外とスグでした。
来週がとてもたのしみ。

ちなみに、授業から帰ってきたばかりのときはかなりエキサイトしていたんだけど、週末ずうっと時間と競争しながら仕事をしていたので疲れ切り、日曜日なんて遥か昔の気分です。

Anyhow,頑張るぞ!

April 07, 2007

Don't let anyone decide what you do

かつて私に「自分は今までやりたくない事は一度もやったことがない」と言い放った男性がいました。大学でずっと教えていたり、革新的な教育プログラムを立ち上げたり、記事や本を書いたり、別に楽なことばかりやってきているようには見えなかったので驚きました。でも大学で同僚の先生たちと対立するのも彼にとってはストレスではなく、むしろ好戦的な彼は相手を打ち負かす格好の場であったようです。締め切り前にどど〜んと仕事が増えると、新しいPCを買ってパソコンに向かいたいモチベーションを上げる(笑)、など、実は色々工夫はしている人でした。

見た目もオジサンなりに超かっこよく大変魅力的である一方、「若いころお金のために結婚した」というこれまた驚くべき事実を隠し持っていた、何とも言えない人物です(もう今は音信不通だし、日本語読めないのでばらしちゃう。実際いるんですよ、こういう人々は。稼いでいる皆さん、男性も女性もしっかり自覚しておいてくださいね)。
その人がまだ若かった(今より!)私にアドバイス的に言ってくれた一言が、「Don't let anyone decide what you do」です。本人は相当酔っ払っていたので、言ったことを覚えているか疑問ですが。仕事を選ぶにも、既に職についていてその範囲で何をやるか決めるにも、「相手が君を選ぶんじゃない、君が相手を選ぶんだ」ということ。
それをどこまで実践できているかは別として、心がけとしては常にそう思うようにしています。自分で選んだ状況であれば文句は言わない。嫌ならなんで辞めて自分で道を切り開かないんだ、という風に。誰かに決めてもらったという意識が働くと、自然とその人に文句が言いたくなるわけです。
実は今のクライアント社内でも会社に対する不満が噴出している部署があるのですが、そんなに嫌なら何で自分で何とかしないんだ、と思ってしまう訳です。嫌ならさっさと辞めればいいのに。社会に出てからこのかた常に驚かされるのは、会社や経営者に対する不満の大きさです。(苦労して会社をやっている父を小さいころから見ているので、なおさらそう思うのかもしれませんが。)
自分がやりたいからやる。そのためにはまず「自分がどうしたいかをハッキリさせる」ことから、ですね・・・

April 05, 2007

The whim strikes me

Whim <英辞郎> 思い付き、気まぐれ◆思い付きが「突然」であることを強調する

I will call you whenever the whim strikes me.

好きな言葉シリーズはじめました。続けていくと「好きな言葉アーカイブ」ができると思って。英語であることが多いと思います。

April 04, 2007

今気になっているもの Part2

それは、これです。
蛙男商会

TOHOシネマでは予告編が始まる前、上映中のマナーに関するコマーシャルなどを流しているのですが、ちょっと前に「鷹の爪」というアニメが使われていました。
そのときはふう〜ん。と思ったくらい。
あと、古墳のキャラも見かけたことはありました。へんなの、と思ったくらい。
(なんせTVを見ていないので、私の情報源は映画館・・・)

今日これまたBusinessWeekの記事を読んでいて、Ryo Onoという日本人のクリエーターについて知りました。もしかして、皆さんとっくに知っていた話かもしれませんが。
すごいな〜と思ったのは、「これからは自分でコンテンツを作るクリエーターになろう」と決めた時点で生活費の低い島根県に引っ越した、という点です。この発想力と思い切り。これだけで大物になれる素質の片鱗が見えます。
IT時代になってサテライトオフィスやグローバルなワークシェアリングが可能になった、とか言われているわけですが、実際それをやっている人ってとっても少ない。結局は「近くにいないと仕事にならない」とか「会って話さないと」「地方では新しい情報が入ってこない」などと言って東京から出て行けないじゃないですか。うちの会社だって東京になくてもいいんじゃないか、と思ったりするのですが。もちろん、小野さんは一人だから身軽ですが、すごく勇気がいる決断ですよね。
な〜んて言いつつ、やっぱり一番気になるのは「島根県」ですよ。わたしも一時期(4ヶ月くらい)松江に住んだので大変思い入れがあり、自分から島根県に移り住み、しかも大成功を収めた、と聞くとなんだかわくわくしちゃうのです。松江は「東京から遠い」以外の全ての点において、住むには本当に良いところです。「東京から遠い」のだって飛行機乗り放題なら全然問題ありません。自然の景色も街の景色も良いし、食べ物は美味しいし、夏もそれほど暑くないし、物価は安いし、人のネットワークやコミュニティがあって、突然一人で移り住んでもどんどん色々な人と知り合えます。ユニークな人なら簡単に地元の有名人になれる。凄いところです。
東京で苦しい思いで頑張りながら芽が出るのを待っているクリエーターの皆さんには、すごく新しいライフスタイルだと思うのです。そういう人がどんどん島根に移住して、島根発で面白いビジネスが起こっていったら・・・・。なんだかわくわくします。

今気になっているもの

BusinessWeekのPodcasterについての記事を読みました。
PodCastの中には人気が出てビジネスにつながっているものも出てきているよう。ただ、その数は55,000分の100程度だそうです。
なぜかというと、PodCastに広告を上手く出す仕組みが整っていないからなんですね。
当初の狙いとしては新しいマスメディアの一翼を担うことが期待されていたわけですが、ふたを開けてみると相当セグメント化されたターゲット・オーディエンスであることが分かった。ということで、どのように広告を展開して行ったらいいか未だ模索中とのこと。

でも、人気のPodCastになるとデイリーで5万ダウンロードとかあるそうです。それだけあれば既にヘタな雑誌より効果がある。しかも、雑誌の公称部数はかなりサバ読まれているので、効果的には10数万部サーキュレートしている雑誌と同じくらいなのではないかと。今後の展開を見守りたいと思います。

特に人気があるものとして紹介されているのはこんなPodcastです。
RocketBoom
Video Podcast

Grammer Girl's Quick and Dirty Tips for Better Writing
1日数分でライティングのティップスを伝授

MuggleCast
ハリーポッターファンによるポッドキャスト