Showing posts with label 2. Diary. Show all posts
Showing posts with label 2. Diary. Show all posts
December 27, 2012
ていねい
年末差し迫ってきました。皆さんいかがお過ごしですか?わたしは何故か連日具合が悪く、会社に行ったり休んだり、夜中に目が覚めたり、色々しています。大掃除は明後日から。年末年始はamirisuの仕事。
今年は年賀状、出せそうにありません。先に、ごめんなさい。
敬愛する松浦弥太郎さんにしてみたら、年に一度のご挨拶をしないなんて、と言われてしまうかもしれません。
でも、本当に目指したいのは「ていねい」な生活。
作れるものは自分で作り、直せる物は直し、磨ける物は磨き、本を読み、周りの人を大切にする。生きて行くということは、それを意識しなくても楽に行えるための修行なのかもしれません。
一番上の写真は、1年ほど前に蜂蜜漬けにして、カビが生えずにちゃんと生き残っていたレモン。風邪を引きそうだった時に思い出して飲んでみたら、すっごく美味しかった。
それで、今年もレモンを一箱買って漬けようかと思っています。
下の写真は、わたしのウールお手入れセット。
洋服のブラッシングをしたり、毛玉を取ったりするのが好き。
お休みの日のお昼間、その週に着たセーターを大抵まとめて片付けます。すぐに仕舞うと湿気がカビを呼んでしまいそうなので、結局溜まってしまうのです。でも明るい光りのなかでセーターの状態をチェックし、お手入れをするのは楽しい。ウールという素材について詳しくなるにつけ、セーターの選びかたにも気合いが入るし、大事にしたいと思う。
そして、毛玉だらけの洋服を着ている人が、非常に気になります。
でも、ていねいって時間がかかる。
日々のなかで何を省いて何に時間をかけるか、その選択が上手くなりたい。
December 18, 2012
キョウト Knitters' view of Kyoto

週末、トクコさんと2人で「出張!」と張り切り大阪京都へ行ってきました。1日目は雨もパラパラ来ましたが(打ち合わせデーだったのでノープロブレム)、2日目の京都散策(完全に観光)は上の写真のとおり快晴!山が本当に美しく、思わず写真を撮りました。
前回京都に行った時には行けずにとっても悲しい気持ちになった、アヴリルの本店。なんと、アヴリルのお店に行くのは初なのです(会員にはなっているけれど)。
やっぱり夢のような世界でしたー!尊敬しちゃいます。
店内には可愛いキットが沢山あって、その中で下の写真中央のイヤーマフのキットを買いました。あっという間にできます。
三条から烏丸のあたりは手芸や雑貨やさんのメッカ。下はインドなどから輸入されたリボンテープが大量にあるお店。
そして、アジアン雑貨の草分けという(京都に住んだ経験のあるトクコ情報)お店でとっても気に入った鏡たち。買いたかったけど、今回は我慢。
ランチは錦市場を散策して行き当たったおばんざい定食が食べられるお店で。
他にも可愛いものを買ったのですが、それはまた今度。amirisu次号でも写真として使おうと思っています。
関西にはまた近いうちに行くことになってます。今から楽しみ!
December 11, 2012
Inspiration 今日の気になるもの
素敵でしょ?これは大学生の時分にイタリアに旅行し、現地のSisley (Benettonの姉妹ブランドの)でオマケに貰ったポストカードの束です。
当時のわたしには相当「オトナ」に見えたのですが(笑)、それでもこの色使いと写真とグラッフィックデザインにズキュンと来て、以来大事に保管しています。勿体なくて使えない。(本当はもう少し数があったかも。。。)
Gorgeous, aren't they? These are postcards I got as a gift from Sisley (the clothing brand / Benetton) when I purchased something at their shop in Italy while I was a college student. They have survived in my "treasure box" since then, for I don't have a heart to use them to give away.
それが、敬愛するグラッフィックデザイナー、Massimo Vignelli氏の作品の1つであると知ったのはかなり最近です。Vinelli氏といえば、かの有名なBig Brown Bag(これ)やBenettonのロゴなど、皆さんも必ず何か目にしたことのある、ニューヨーク在住のイタリア人です。(Vignelli Associates)
なにを隠そう、わたしの最初の職場であるa+uのグラッフィックも手がけているのです。
It was much later that I found out the graphic was done by Massimo Vignelli, one of the designers I really respect. He is a very famous figure, and I am sure most of you have seen at least one of his work, such as bloomingdale logo and Benetton's creatives.
And as a matter of fact, he did the graphic of the magazine I used to work for, a+u.
そして実は、当時よくNYに出張に行っていたわたし、Massimoのオフィスに打ち合わせに行きました。セントラルパーク・イーストあたりにある、ゴージャスな自邸兼仕事場(おそらくオフィスは別にあると思われる)。
これまで生きてきた中で、文句無しに最高にセンスが良いと思った空間ナンバーワン。
いくら稼げばこんなところに住めるんだろう、と本当に真剣に考えました。
そのMassimoに、「a+uは自分にとって特別に愛着のあるお気に入りの作品だ」と言われて、ものすごく嬉しかったのを覚えています。
数年前、全作品をRochester(NY州)に寄贈したとのこと。いつか見に行くのが夢です。
Because of that, I have actually visited his apartment/work space once, in New York City. It is still the most tasteful living space I have ever seen in my entire life. He told us that a+u was one of his most favorite works of all time, and that he really cared about us protecting the identity.
The fact that he did the work more than 20 years ago and the logo still look very modern and relevant is a very good proof of his talent.
One day, I would like to visit Rochester to see his entire life work, which he donated several years ago.
December 09, 2012
How to dig myself out of a disorganized state
I hadn't posted anything in a while, but there are lots going on around here. Every bit is a moving piece, and you can see the confusion and disorganized state I am in, if you can just see how messy my apartment is. I don't know how to organize my life right now, hence my books and everything else, because I may be rearranging them again in a few months.
That is why I needed to have a moment of reflection. I happened to be near Tokyo Station, so I dropped by a favorite tea shop, got myself a table, and did some unravelling. (You can download this amazing workbook made by Susannah, right here.)
It was indeed a surprisingly good weekend. I finished a cardigan, a book, and watched the entire season of "Once Upon a Time". Had a really fun birthday party for a friend, walked quite a bit, and received lots of Amazon.com boxes.
There are still lots I want to tell you about, but perhaps, on another day.
Have a great week ahead, dear friends!
That is why I needed to have a moment of reflection. I happened to be near Tokyo Station, so I dropped by a favorite tea shop, got myself a table, and did some unravelling. (You can download this amazing workbook made by Susannah, right here.)
It was indeed a surprisingly good weekend. I finished a cardigan, a book, and watched the entire season of "Once Upon a Time". Had a really fun birthday party for a friend, walked quite a bit, and received lots of Amazon.com boxes.
There are still lots I want to tell you about, but perhaps, on another day.
Have a great week ahead, dear friends!
November 27, 2012
忘れもの
そういえば。
振り返ってみてもすごいと思えるほど、忘れものの多い子供だったんです、わたし。
宿題や教科書を忘れるどころではなく、登下校中にどこかに帽子を忘れたり、無くしたり。留守番中にやっておいてと言われたことや、買い物にいくならついでに買ってきてと言われたものまで、ことごとく忘れます。メモしたってダメなんです、頼まれたこと自体忘れてしまうので。
傘だって、自分で買ったもの全て無くしました。無事なのは折り畳み傘だけ(でも無くしたのもある)。だからビニール傘なんです。
それなのに、どこかに置き忘れたり落としたりしたもののことを、すごく良く覚えていて、夢にまで見たりしていました。不思議でしょ。
一番最初の記憶は、買ってもらったお菓子をデパートの待ち合いスペースのソファに置いて来てしまった記憶。3歳か4歳くらいだったでしょうか。今でもソファのどこに置いたかまで、まざまざと覚えています。道ばたに落とした手袋もそう。取りに行くことのできない場所だったので回収できなかった、悔しい思い。
社会人になってそれなりに仕事がこなせていることに、自分自身感心しちゃったりします。もちろん、忘れないようにメモをしたりアラームをかけたり努力はしているけど、子供の頃だって忘れない努力はしてたんですよ。自分の頭が壊れてるんじゃないかと思ったほど、悩んだりしました。なんで普通の生活ができる程度に忘れないようになったんだろう、と感心するのです。
(とはいえ、普通の人と比べたら、今でも十分ルーズだと思います。いつも迷惑かけてごめんなさいね。努力はしています、多分。)
もしもお子さんの忘れもので悩んでいらっしゃる方がいたら、それは自立せざるを得なくなると何とかなります、と付け加えておきます。
振り返ってみてもすごいと思えるほど、忘れものの多い子供だったんです、わたし。
宿題や教科書を忘れるどころではなく、登下校中にどこかに帽子を忘れたり、無くしたり。留守番中にやっておいてと言われたことや、買い物にいくならついでに買ってきてと言われたものまで、ことごとく忘れます。メモしたってダメなんです、頼まれたこと自体忘れてしまうので。
傘だって、自分で買ったもの全て無くしました。無事なのは折り畳み傘だけ(でも無くしたのもある)。だからビニール傘なんです。
それなのに、どこかに置き忘れたり落としたりしたもののことを、すごく良く覚えていて、夢にまで見たりしていました。不思議でしょ。
一番最初の記憶は、買ってもらったお菓子をデパートの待ち合いスペースのソファに置いて来てしまった記憶。3歳か4歳くらいだったでしょうか。今でもソファのどこに置いたかまで、まざまざと覚えています。道ばたに落とした手袋もそう。取りに行くことのできない場所だったので回収できなかった、悔しい思い。
社会人になってそれなりに仕事がこなせていることに、自分自身感心しちゃったりします。もちろん、忘れないようにメモをしたりアラームをかけたり努力はしているけど、子供の頃だって忘れない努力はしてたんですよ。自分の頭が壊れてるんじゃないかと思ったほど、悩んだりしました。なんで普通の生活ができる程度に忘れないようになったんだろう、と感心するのです。
(とはいえ、普通の人と比べたら、今でも十分ルーズだと思います。いつも迷惑かけてごめんなさいね。努力はしています、多分。)
もしもお子さんの忘れもので悩んでいらっしゃる方がいたら、それは自立せざるを得なくなると何とかなります、と付け加えておきます。
Gold
週末、用事があって久しぶりに国立へ。
大学のキャンパスは紅葉が美しくて、夕方の日差しが弱々しく青寒いなか、大勢の人たちが散歩をしたり写真を撮ったりしていました。
なので、わたしも1枚。久しぶりにGR Digitalで。
Last weekend I went to my old university campus to run some errand. There were lots of people despite the sunlight was faint and cold in the afternoon. Ginko trees were all gold, compensating the weak sunlight. It was so beautiful.
寒くなって来たので、手袋。
手袋って、大好きなのにどう付き合ったらいいのか未だによく分からない存在です。
いつも歩きながらも何かやっていたりするので、指が思うように使えないのがストレス。填めてもすぐポケットに仕舞っちゃったりします(笑)意味ない。
It's becoming cold these days, so I dug out my leather gloves from the closet.
Leather gloves are like friends you love but have not quite learned how to deal with yet. I always fiddle with things even while walking, for example, picking music, texting, finishing breakfast, wearing accessories (because I have little time at home in the morning) etc., I tend to wear gloves then instantly take them off and put them in my pockets.
それなのに、革の手袋の醸し出す雰囲気が好きで、気がついたらこんなに持っていました。(まだ持っていない色が沢山あるので、多すぎるとは思わないんですけど。)
社会人になりたてのとき、母に茶革の手袋をプレゼントしてもらい、とても気に入っていました。それが、仕事で遠くへ出かけた時に片方落としてしまったらしく、その悔しくて悲しい気持ちが忘れられなくて、未だに思い出します。そのショックから何年も革の手袋が買えず、下の黒いのを手にしたのは随分経ってから。
その次に買ったボルドーは、4〜5年前、パリで前日買ったローファーを手袋屋さんに持って行って、同じ色の手袋を選んだもの。が、ローファーがつい最近までキツすぎて履けなかったので、手袋も今年やっと登場です。
Still, I love the atmosphere around these soft leathers. I started buying them a couple of years ago, and now I have these collection (the one on the far right is a pair I knitted recently).

この2つは、今年フィレンツェで買いました。
40度の猛暑の中、手袋を2つも買う人も珍しいと思うのだけど、誘惑に負けてしまいました。イタリアの手袋屋さん、この世で一番好きなお店の1つです。
These two pairs, I bought them in Florence last June. I knew I was crazy buying two pairs of leather gloves in the sweltering dying hot weather. But, it was worth it.

既に以前、この写真を載せているかもしれないけど、もう一度。
写真の黄色もいいな。
This is the shop window I found one of the pairs displayed.
Wish I can go back there again.

November 17, 2012
今日の気になるもの Antenna
KNOTTというニットブランド、知っていますか?
A knitwear brand called KNOTT. I am not sure if it is a Japanese brand, but the designer seems to be Belge. Their clothes are like 150~200 USD, but the quality of yarn and construction and everything is obviously picked by someone who knows knitting and wool very well. Please check it out if you get a chance to shop in Tokyo. Shops like Des Pres, Tomorrowland, and Galarie Vie carry KNOTT's products, it seems.
先日人間ドックの後、丸の内で半日買い物した際、初めて発見しました。丸の内中のお店に並んでいたので、きっと人気に違いなく、皆さんもとっくに知っているかとは思うのですが。それとも、トゥモローランドの傘下らしいので、丸の内中のお店がトゥモローランド系列なのかもしれません。
わたし、滅多にショップ巡りをしないので。
買い物をする場面を考えてみると、
(1)海外、特にアメリカや韓国で買う。このとき行くのはBanana RepublicとAnthropologieとMadewell、JCrewくらい。
(2)ユニクロ。黒いセーターとか、グレーのセーターとか、スポーツウェアとか、家着とか、そういうもの。
(3)セレクトショップ。といって、それほど行くことはありません。
(4)ヒルズに入っているPlust+とDesignworks。この2つのお店は、昔から好きです。
(5)スーツ類はスーツカンパニーか、それとも仕立てる。
(6)母や叔母のお下がり。妹のお下がり。
(7)時々思いついたようにフラッと手近なお店に入ってまとめ買い。たいてい所要時間20分。ZALAもその一つ。
(8)靴はネット。適当に選ぶ。
さて、これでワードローブの9割5分カバーできていると思います。
編み物を始めてからセーターを買うか編むかで非常に悩み、結局買わずに自分が編んだ変な物を着る癖がついてしまいました。そして、また悩む。
そんな悩みを吹き飛ばすくらい、KNOTTのニットが素敵だったのです。
家にこんなに毛糸がなければ、間違いなく買っていたと思いますが、やっぱり踏みとどまりましたが。なんせ今年はビッグニットばかりなので、いかにも編めそう。
でも、編み物をしない皆さんには絶対おススメです。
どこがポイントかというと、明らかにウールやニットを良く知った人がデザインしているということが手に取れば分かること。それはConstruction(パーツの組み立て)や糸の選びかた、糸と他の素材との組み合わせかた、色の選びかた(日本の毛糸メーカーには絶対無い色を使っている)で分かります。(デザイナーはやっぱり日本人じゃない様子。)
ということで例に写真を紹介したかったのですが、良いと思ったニットの写真がネット上にありませんでした。デプレやトゥモローランド、ギャラリーヴィなどに置いてあると思うので、手に取ってみて下さいね。大きなセーターだと2万円くらいしますが、この糸でこの価格なら納得、というか安い、と私は感じました(糸代だけでも結構しそうな感じ)。
November 05, 2012
des pommes

子供の頃から山形の祖母が毎年紅玉を一箱、必ず送ってくれていました。
わたしにとって、リンゴといえば紅玉。実は普通のリンゴはそれほど好きではありません。甘すぎるし薄いし冷たい。甘酸っぱくて口に含むと温かい感じ、これは紅玉特有。
去年になって「そうだ、自分で箱で買えば良いんだ」ということに思い当たり、去年も今年も一箱買いました。スーパーで4つしか入っていない袋を買った時の悲しさと比べ、箱一杯のリンゴからは幸せの匂いがします。
紅玉の唯一の弱点は、旬の時期が短くてすぐ傷んでしまうこと。箱が届いたらよーいドンなのです。今年はジャムを2回作り、焼きリンゴと、今日は傷む直前ギリギリセーフでタルトタタンを。
バターとリンゴの香りがアパート中に染み付いて、この空気を保存したいくらいです。

My grandmother used to send us a box of Japanese cooking apple every year. It's a different kind than American cooking apple, and also different from common Japanese kinds. This very red and small apple is my absolute favorite, and actually, I don't like other kinds of apple that much.
After my grandmother passed away, it was only last year that I realized, I can buy a box myself. I was so used to the idea of someone else sending me boxes of fruits, that it didn't occur me to do it myself.
The only drawback of this apple is that it doesn't last more than a few weeks, even being kept in a cold room. So I made 2 kinds of apple sauce, baked with cinnamon, then baked a tarte. My apartment now smells like heaven - butter and apple and angel.
October 31, 2012
今日の気になるもの Antenna
Dear Friends,
Hopefully I can translate this post in English tonight. Talk to you soon!
昨日日経ビジネスOnlineの記事を読んでいて見つけたんですけどね。
幕末から明治の初めに日本に住んでいたアメリカ人の動物学者が書いた手記。
Googleで検索したら、Archiveで全文が読めるではないですか。
まだ前置きのところしか読んでいないんですけど、友人から「そんな誰も気にしないような詰まらないミミズの研究は誰かに任せておけ。絶滅しようとしている古い日本の文化と侍という種をよく知る数少ない外国人の君が、本に残さずどうする。大体、ミミズと日本文化とどちらが大事だ」と言われた、といった部分が。
日本の明治・大正時代の文章って、カタカナだし読みにくいし、古臭い感じがして読まないじゃないですか。ああ、英語だと全然違和感なく、現代の文章のようにビビッドに読めるんだと思って、非常に新鮮でした。
また、イラストが沢山あって面白いの。絵を見るだけで楽しめると思います。
http://archive.org/stream/japandaybyday18701morsuoft#page/n7/mode/2up
http://archive.org/stream/japandaybyday18702morsuoft#page/n9/mode/2up
今日はこれから大崎のパタゴニアストアにアラスカのスライドショーを見に行ってきます!
楽しみ。
October 21, 2012
Weekend Knits
昨日と今日はニットな週末でした。
それにしても、皆さんが編んでいたMichiyoさんの作品を見ていたら、本よりも実物が更に素敵で、益々編みたくなっちゃいました。ニット男子の作品を自分用に編むのが人気だったのも面白かった。
昨日はamirisuをお手伝いしてくれる方々と初顔合わせ。ボランティアの方々なので少しずつお仕事お願いするのですが、やっぱり直にお会いするのとそうでないのでは天と地の違いだし、それに編み物友達増えるのって嬉しい!すごくユニークな顔ぶれで、みんな素晴らしい人たちで、マニアックな毛糸話に盛り上がり、楽しかった。
また、同じメンバーで用もなく集まりたいです^ー^
そのあとピラティスに行く予定にしていたものの、私は電車を間違えて間に合わず、神楽坂の猫カフェで読書をしました。
最近本読んでるんです。時間が(少し)あるって嬉しいね。
夕方、お友達と合流して、最近彼女が発見したという神楽坂のセレクトショップに行きました。路地裏の裏にある、インテレストというお店。それがねー、ステキだったんですよ。置いてあるものの選び方がとっても好き。
色々試着して、今フェアをやっている手作りの靴たちを履きまくり、すっごーく欲しかったんだけど、靴は今回諦めてコートを買いました。だって、本当に誂えたようにピッタリだったんです。しかも、触ったら分かる良いツイード。昔ながらの重たいツイードじゃないんだけど、きっと重たいツイードは私には着こなせないので。生地を薄くせずに軽くするために、とてもホンワリと紡いだ糸を使って織ったツイードです。
でも、靴もう一回見に行っちゃいそうでコワイ。
その後、神楽坂に今年オープンしたというビストロに行きました。ここも安くて美味しかった。間もなく満席になりましたよ。やっぱりみんな知ってるんだねー、美味しいお店。
Viandeというお店です。
今日は、人気のニットデザイナー、Michiyoさんの「部活」に行ってきました。10人くらいにたいし先生で、とても贅沢な3時間。手作りのお菓子を持って来て下さった方もいて、笑顔が止まりませんでした。しかも、わたし先生の隣。落ちこぼれ生徒のように、じっくり教えてもらっちゃいました。かぎ針編みって普段あんまりしないので、奇麗に編むコツってあるんだなー、と感心。すごく勉強になりましたよ。みんな編むの速いし。
みんなから頂いたお菓子。なんと手作りも。 |
この後解くことになる、わたしの編み始め。 |
10人それぞれ色々な糸で編んでいたので(違うものを編んでいた人も若干^ー^)、色々な糸の組み合わせが見られて面白かった。中でも、ブリティッシュエロイカというちょっと太めの糸が、一番いい感じでした。わたしのDKは細かったね。
張り切って写真を撮るMichiyoさん。 |
September 20, 2012
Review.
At work, we've got a thing called "mid-term review", which, it's a secret so don't tell anyone, my boss totally ignores even if I reminded him nicely.
But, hey, I am doing my own mid-term review and it's not for my daytime job.
I have written this article earlier this year ("I'm up to some things this year"), and basically what I had written were:
(1) Do more exercise.
(2) Launch an online magazine
(3) Relearn driving
(4) Study maths
(5) Live more simply
OK. So how am I faring up to now?
(1) I did start to hike. I haven't gone hiking since March, but I have every intention of starting it again from October. Actually, I will be hiking during my vacation in October.
Also, I had been going to a training session once a week for about 4 months. It's just since July, I have been working non-stop. I think I am going to do something else after I get back from my vacation.
(2) Launching an online magazine - yay ==<3 I did it, we did it, didn't we? (wink)
(3) So. This is the reason I remembered about the goal list for this year. Because I am taking a driving lesson tomorrow! Ooooow, so excited, and so scared. I haven't driven in 6 years. And my driving skill was very poor to start with. Please wish me luck and send me all your blessings so that I will still be alive on Saturday to report back to you.
(4) Well. It just hit upon me that I don't have to do statistical analysis on my own. I might as well hire someone to do it - I am not that young any more and "you have to delegate", right? ;)
(5) Right. This is the one I am so embarrassed about. You know how my living room looks like right this moment? Piles and piles of books, and dozens of skeins of yarn on top of them. Please tell me what to do (not including throwing them away). I know, I should try harder with this one.
But, hey, I am doing my own mid-term review and it's not for my daytime job.
![]() |
I realized I haven't shown you my Italy photos yet... here is one. A door to a courtyard of our apartment. |
(1) Do more exercise.
(2) Launch an online magazine
(3) Relearn driving
(4) Study maths
(5) Live more simply
OK. So how am I faring up to now?
(1) I did start to hike. I haven't gone hiking since March, but I have every intention of starting it again from October. Actually, I will be hiking during my vacation in October.
Also, I had been going to a training session once a week for about 4 months. It's just since July, I have been working non-stop. I think I am going to do something else after I get back from my vacation.
(2) Launching an online magazine - yay ==<3 I did it, we did it, didn't we? (wink)
(3) So. This is the reason I remembered about the goal list for this year. Because I am taking a driving lesson tomorrow! Ooooow, so excited, and so scared. I haven't driven in 6 years. And my driving skill was very poor to start with. Please wish me luck and send me all your blessings so that I will still be alive on Saturday to report back to you.
(4) Well. It just hit upon me that I don't have to do statistical analysis on my own. I might as well hire someone to do it - I am not that young any more and "you have to delegate", right? ;)
(5) Right. This is the one I am so embarrassed about. You know how my living room looks like right this moment? Piles and piles of books, and dozens of skeins of yarn on top of them. Please tell me what to do (not including throwing them away). I know, I should try harder with this one.
September 14, 2012
Goldfish. Tons of them.
I don't think anyone had seen that many goldfish at once, except for those who had grown them.
And I didn't know there were so many different kinds.
室町コレドでやっているアートアクアリウム展に行ってきました。会社帰りで混んでいたけど、なんだかすごく不思議で面白かった。一見の価値ありだと思います。
I went to a show called "Art Aquarium" at Muromachi Coredo building in Nihonbashi, Tokyo, where they have this exhibition of different kinds of goldfish in huge fish tanks in a dark hall with special lighting and sound effects. Some fish tanks were venetian glasses.
I had been half expecting to feel a bit scary in front of such number of fish in a tank, but it turned out to be totally beautiful. Many people were exclaiming that it didn't look like fish at all.
Some were traditional kind of goldfish, which you normally see only in vintage prints from Edo era (18-19th Century).
This one below was very special.
What seem like a wall is a series of large screens, with a wall-like fish tanks in front of them. And in front there are water basin with some dry plant arrangements.
You see, on the screen they show images of four seasons (in the picture below is from winter, snowing), with matching music playing in the background. And there were always goldfish swimming in the scene.
Really weird beautiful.
It's worth seeing if you happen to be in Tokyo now.
And I didn't know there were so many different kinds.
室町コレドでやっているアートアクアリウム展に行ってきました。会社帰りで混んでいたけど、なんだかすごく不思議で面白かった。一見の価値ありだと思います。
I went to a show called "Art Aquarium" at Muromachi Coredo building in Nihonbashi, Tokyo, where they have this exhibition of different kinds of goldfish in huge fish tanks in a dark hall with special lighting and sound effects. Some fish tanks were venetian glasses.
I had been half expecting to feel a bit scary in front of such number of fish in a tank, but it turned out to be totally beautiful. Many people were exclaiming that it didn't look like fish at all.
Some were traditional kind of goldfish, which you normally see only in vintage prints from Edo era (18-19th Century).
This one below was very special.
What seem like a wall is a series of large screens, with a wall-like fish tanks in front of them. And in front there are water basin with some dry plant arrangements.
You see, on the screen they show images of four seasons (in the picture below is from winter, snowing), with matching music playing in the background. And there were always goldfish swimming in the scene.
Really weird beautiful.
It's worth seeing if you happen to be in Tokyo now.
September 08, 2012
Reflection in a hiatus
Yes, I am reflecting myself. Not in a good way, but not totally unhappily.
そう、自分を振り返ってます。それはポジティブというかー、反省が入りつつ、でもニンマリしつつ。
I bought many things last month, out of stress, for staying at home while I hear people talk about vacation and beaches and mountains and lakes. And for working on a project that was going anywhere.
先月、ストレスで色々な物を買いました。みんながバケーションで真っ黒になって帰って来、ビーチや山や湖の写真を見せてくれるたび、そして筋の悪いプロジェクトにアサインされてミーティングに出るたび。溜め息をつきながら、「えいっ」と。
But, I managed (with my colleague) to sort the project out at work, and yay, amirisu issue #1 was done.
So in September and October, I've planned travels and dinners and brunches and knittings. And, why it's still so busy?
でも、同僚の皆さんのおかげでプロジェクトは軌道に戻り、amirisuもなんとか完成。
9月と10月は旅行や食事や休日のブランチや、色々な予定を入れているのだけど、なんだかまだ忙しい。なんでかな?
Anyhow, I promised you to show "some" of the things that I bought.
それはさておき、お見せすると約束していた、「一部の」物たちはこれ。
Entry #1. A cute cute yellow leather bag.
It's made by a Japanese handmade leather goods manufacturer, REN.
Oh, don't click - you'll want to order everything. Like, I already know which one I will order next, and the one after.
黄色のレザーバッグ。蔵前にあるRENのオンラインショップで買いました(リンクは上)。あ、見ない方がいいですよ。全部買いたくなって、下手するといくつもオーダーしちゃいます。私はもう次に買うのも、その次に買うのも決めてます。
Entry #2. A yellow hairband. This was just $5, so I guess it doesn't count.
(the Kindle cover has been with me for 2 years? now. Not new.)
黄色いヘアバンド。まあ、これは数百円なので、カウントに入らないよね。Kindleカバーはもう2年くらい使ってます。おんなじ黄色だったから。
Entry #3. This lovely pillows, from Etsy. I literally ordered them in 5 minutes. I am not apologizing. Laura Frisk, you are so talented.
She has carved these designs out of wood panels, and hand printed on fabrics. You can pick both paint and fabric colors. If she had a squirrel, I would have ordered one more.
そして、この可愛いピローたち!!!!Etsyのページを開き、トップページに発見し、ものの数分でオーダーしてしまいました。だって、可愛いんだもん。まだとても若いグラフィックアーティストが自分で版画を彫り、生地にプリントしてピローを作ってます。ペイントと生地(前と後ろ)の色は選べます。
リスがあったら、もう一個買っていたところでした。
Entry #4. A silk yarn from DyeForYarn. This color is called "dead roses" or something. I love their color naming skill, too.
それから、シルクの糸。「死んだバラの花」という色名だったと思うんだけど、このネーミングのセンスが好き。
I don't have photos for other acquisitions, so, more, next time (perhaps).
まだ他にもありますが、写真を撮っていないの。また気が向いたら、紹介します。
そう、自分を振り返ってます。それはポジティブというかー、反省が入りつつ、でもニンマリしつつ。
I bought many things last month, out of stress, for staying at home while I hear people talk about vacation and beaches and mountains and lakes. And for working on a project that was going anywhere.
先月、ストレスで色々な物を買いました。みんながバケーションで真っ黒になって帰って来、ビーチや山や湖の写真を見せてくれるたび、そして筋の悪いプロジェクトにアサインされてミーティングに出るたび。溜め息をつきながら、「えいっ」と。
But, I managed (with my colleague) to sort the project out at work, and yay, amirisu issue #1 was done.
So in September and October, I've planned travels and dinners and brunches and knittings. And, why it's still so busy?
でも、同僚の皆さんのおかげでプロジェクトは軌道に戻り、amirisuもなんとか完成。
9月と10月は旅行や食事や休日のブランチや、色々な予定を入れているのだけど、なんだかまだ忙しい。なんでかな?
Anyhow, I promised you to show "some" of the things that I bought.
それはさておき、お見せすると約束していた、「一部の」物たちはこれ。
Entry #1. A cute cute yellow leather bag.
It's made by a Japanese handmade leather goods manufacturer, REN.
Oh, don't click - you'll want to order everything. Like, I already know which one I will order next, and the one after.
黄色のレザーバッグ。蔵前にあるRENのオンラインショップで買いました(リンクは上)。あ、見ない方がいいですよ。全部買いたくなって、下手するといくつもオーダーしちゃいます。私はもう次に買うのも、その次に買うのも決めてます。
Entry #2. A yellow hairband. This was just $5, so I guess it doesn't count.
(the Kindle cover has been with me for 2 years? now. Not new.)
黄色いヘアバンド。まあ、これは数百円なので、カウントに入らないよね。Kindleカバーはもう2年くらい使ってます。おんなじ黄色だったから。

Entry #3. This lovely pillows, from Etsy. I literally ordered them in 5 minutes. I am not apologizing. Laura Frisk, you are so talented.
She has carved these designs out of wood panels, and hand printed on fabrics. You can pick both paint and fabric colors. If she had a squirrel, I would have ordered one more.
そして、この可愛いピローたち!!!!Etsyのページを開き、トップページに発見し、ものの数分でオーダーしてしまいました。だって、可愛いんだもん。まだとても若いグラフィックアーティストが自分で版画を彫り、生地にプリントしてピローを作ってます。ペイントと生地(前と後ろ)の色は選べます。
リスがあったら、もう一個買っていたところでした。


Entry #4. A silk yarn from DyeForYarn. This color is called "dead roses" or something. I love their color naming skill, too.
それから、シルクの糸。「死んだバラの花」という色名だったと思うんだけど、このネーミングのセンスが好き。

I don't have photos for other acquisitions, so, more, next time (perhaps).
まだ他にもありますが、写真を撮っていないの。また気が向いたら、紹介します。
September 04, 2012
amirisu online magazine
We have launched a new knitting magazine - sort of - on August 31, non-Japanese time. http://www.amirisu.com
It took me the whole weekend and a day to finally recover somewhat, and to resume preparing for the issue #2.
On Friday evening, we ended up finishing the site and Ravelry pages after midnight, after 1AM. I was so nervous that my stomach actually hurt.
BUT.
From the moment of the launch, we kept receiving congratulations and pattern sales and tweets - we could hardly sleep (Tokuko was staying with me for the night, because we knew it was going to be an overnight work).
On Saturday, we got up very early, still nervous. Thankfully, there weren't any critical issue, and we kept receiving messages from all over Japan, from all over the world.
Wow. We had never expected that.
Our small ambition somehow turned itself into a big thing. I have no idea when that happened.
Come to think of it, I am still amazed that our designers have decided to work with us. We had absolutely nothing to show to them. And right after we announced about our intention back in March, Mari (Mari Tobita, who designes for VK and BT!) offered her help to us. We owe you so much, Mari-san.
Now that we've got something to show to you, we can easily say "come and join us!" Call for Submission for our next issue will open from tomorrow. The next issue will be around early February, so it could contain some wintery clothes but also spring fashion. It's going to be great.
Thank you so much for all your supports in the past, and your love letters and positive waves coming towards us in the last few days. Sending you our love back!
September 03, 2012
amirisu創刊♥
3度目の正直、7転び8起き、みたいな。
ってタイトルにしようかと思ったのだけど、雑誌の宣伝もしなければならないので、一応雑誌の創刊ってことにしておきました。
雑誌と言っても、雑誌風に仕立てたウェブサイトです。
去年トクコさんと「雑誌やろうか」と盛り上がったときには、本当にオシャレな日本語の本が少なかったので「編みたいものを発信したい」という欲求もあったのですが。
私実は「新生・毛糸だま」のファン。編集長さんが変わったと聞きました。わたしもこんなのがやりたい、というコンテンツを発信して下さっています。それに、近頃かわいい編み物本も少しずつ増えてきました。ちょっとずつ、世代交代しているのかな?
私は海外の本も読めるので、実はあんまり困っていないのです。それでも自分たちで何かを立ち上げたいと思った裏には、別な理由があります。
日本の本や雑誌は殆どが糸メーカーさんのスポンサー記事で成り立っているということです。もちろん、それはOKです。世の中のファッション雑誌だって、結局はそう。化粧品の紹介コーナーも、結局全部のメーカーから万遍なく取り上げ、良いことしか書いてありません。それはそうです、スポンサーだもん。
(最近は新聞もそんなのが増えました。数ヶ月前に日経新聞をやめてしまったのだけど、近頃、普通の記事に見せかけた広告記事が多いな、とちょっとガッカリしたのもきっかけです。)
そして同じくスポンサーである編み物学校の卒業生さんたちが紙面では活躍されています。それはそうです、スポンサーだもん。そしてお金を払って資格をとった生徒さんたちに仕事を作るのは、至極当然のことです。
私たちはamirisuで、そうじゃない普通の人が活躍する場を作りたい。それが最初からの二人の思いです。
加えて、私が個人的にライフワークと考えているのは、女性が好きなところに住んで、手仕事(やネットを使った仕事)で生計がたてられるような社会にしたい、ということ。デザイナーやアーティストへの報酬が極端に少ない日本の状況も、どうにかしたい(ああ、こんなこと言ったら壮大過ぎ。。。分かってます)
もちろん、私個人がそうしたいから、という理由です。そして、それは環境政策、都市計画、まちづくりを専攻した自分なりの結論でもあります。(普段から問題意識を持ってらっしゃる方はピンと来ると思うので、長くなるので詳しくは説明しません。)
そしてもう一つ。
普通の出版社から出ている本は世の中の編み物ファンの平均像に合わせて内容を作っていて、それが一番売れるんだと思うんです。
私たちは偶然二人ともそれが好みではなかったので、違う物を作りたいと思ったんですけど、正直ニッチだと思っています。ニッチだと思うので、日本人だけを対象にしたら全く採算が取れないと思い、バイリンガルにしました。
行く行くはスポンサーさんが増えれば、デザイナーの皆さんや読者の方々に還元したいと思います。今は大きくマイナスなので、目指せ「とんとん!」という様子ですが(笑)。そうなっても、スポンサーさんの好きな物ではなくて、amirisuの好きな物を紹介し、それに賛同してくれる方々に広告を出して頂きたいと思っています。
そんな広告主さんが、アートで生計を立てたい個人だったら、もっと最高。
3度目の正直の話を書こうと思ったのだけど、長くなりすぎちゃったので、今日のところは創刊への思い、に留めておきます。
今日昔の自分の記事を読んでいて、いいこと書いてるな、と思いました。英語ですが。
では、またね!
ってタイトルにしようかと思ったのだけど、雑誌の宣伝もしなければならないので、一応雑誌の創刊ってことにしておきました。
雑誌と言っても、雑誌風に仕立てたウェブサイトです。
去年トクコさんと「雑誌やろうか」と盛り上がったときには、本当にオシャレな日本語の本が少なかったので「編みたいものを発信したい」という欲求もあったのですが。
私実は「新生・毛糸だま」のファン。編集長さんが変わったと聞きました。わたしもこんなのがやりたい、というコンテンツを発信して下さっています。それに、近頃かわいい編み物本も少しずつ増えてきました。ちょっとずつ、世代交代しているのかな?
私は海外の本も読めるので、実はあんまり困っていないのです。それでも自分たちで何かを立ち上げたいと思った裏には、別な理由があります。
日本の本や雑誌は殆どが糸メーカーさんのスポンサー記事で成り立っているということです。もちろん、それはOKです。世の中のファッション雑誌だって、結局はそう。化粧品の紹介コーナーも、結局全部のメーカーから万遍なく取り上げ、良いことしか書いてありません。それはそうです、スポンサーだもん。
(最近は新聞もそんなのが増えました。数ヶ月前に日経新聞をやめてしまったのだけど、近頃、普通の記事に見せかけた広告記事が多いな、とちょっとガッカリしたのもきっかけです。)
そして同じくスポンサーである編み物学校の卒業生さんたちが紙面では活躍されています。それはそうです、スポンサーだもん。そしてお金を払って資格をとった生徒さんたちに仕事を作るのは、至極当然のことです。
私たちはamirisuで、そうじゃない普通の人が活躍する場を作りたい。それが最初からの二人の思いです。
加えて、私が個人的にライフワークと考えているのは、女性が好きなところに住んで、手仕事(やネットを使った仕事)で生計がたてられるような社会にしたい、ということ。デザイナーやアーティストへの報酬が極端に少ない日本の状況も、どうにかしたい(ああ、こんなこと言ったら壮大過ぎ。。。分かってます)
もちろん、私個人がそうしたいから、という理由です。そして、それは環境政策、都市計画、まちづくりを専攻した自分なりの結論でもあります。(普段から問題意識を持ってらっしゃる方はピンと来ると思うので、長くなるので詳しくは説明しません。)
そしてもう一つ。
普通の出版社から出ている本は世の中の編み物ファンの平均像に合わせて内容を作っていて、それが一番売れるんだと思うんです。
私たちは偶然二人ともそれが好みではなかったので、違う物を作りたいと思ったんですけど、正直ニッチだと思っています。ニッチだと思うので、日本人だけを対象にしたら全く採算が取れないと思い、バイリンガルにしました。
行く行くはスポンサーさんが増えれば、デザイナーの皆さんや読者の方々に還元したいと思います。今は大きくマイナスなので、目指せ「とんとん!」という様子ですが(笑)。そうなっても、スポンサーさんの好きな物ではなくて、amirisuの好きな物を紹介し、それに賛同してくれる方々に広告を出して頂きたいと思っています。
そんな広告主さんが、アートで生計を立てたい個人だったら、もっと最高。
3度目の正直の話を書こうと思ったのだけど、長くなりすぎちゃったので、今日のところは創刊への思い、に留めておきます。
今日昔の自分の記事を読んでいて、いいこと書いてるな、と思いました。英語ですが。
では、またね!
August 28, 2012
La Luz Magica
I don't have time enough to translate this post in proper English. But it's about the most gorgeous issue from the magazine I used to work for, as an editor.
La Luz Magica - Photographer, Hisao Suzuki.
昨日雑誌大人買いしちゃったという(またもや)Tweetをしたきり、やっぱり夜中まで作業しちゃったので今ブログ書いてます。
上は、私がまだ社会人成りたてホヤホヤの頃にお世話になっていた出版社です。当時は「お世話になっている」という自覚すらなかった若者でした。
英語が出来たので色々なところに行かせてもらいました。その行き先の一つが、「バルセロナに行って鈴木久雄さんに『一緒に本作りましょうって言ってきて』」というもの。
鈴木久雄さんというのは、建築写真界の坂本龍一のような方です。世界中の建築写真家に尊敬され、一目置かれる。写真は一目見れば判ります。
予定を繰り合わせて行きましたが鈴木さんご本人は取材でいらっしゃらなくて、奥様にバルセロナを案内してもらい、最近の作品などを見せてもらい。もうかれこれ10年ちょっと前のことです。夜、二人で街の中心、繁華街から一歩折れて有名な美術館の建物を見、一瞬暗い角にさしかかったとき。私は強盗に遭いました。鞄を引っ張られ、斜めがけしていたのに引っ張り合いになり、悲鳴を上げているのに相手は諦めず、ついに鞄の革のストラップが切れて持ち去られました。お財布とカメラとパスポートとホテルの鍵。
その悲鳴を聞いた誰かが警察を呼んでくれて(だったら助けてくれと言いたい)、奥様と警察に行き、そこでやはりスリや強盗にあった各国のバックパッカーの若者から傷の手当をしてもらい(ストラップがちぎれた瞬間飛ばされて怪我をした)、御座なりのポリスレポートを書いてもらい、とぼとぼとホテルに戻りました。
結局パスポートは翌日、空の鞄とホテルの鍵とともに捨てられているのが見つかり、幸運にも旅行を続けることができたのですが。
もう二度とスペインなんか行くものか。
強く心に誓った旅でした。
そのショックで、見せてもらった鈴木さんの作品やお話など、全くと言っていいほど覚えてません。覚えているのは、前日に見たミースのバルセロナパヴィリオンの美しさだけ。
ただし、鈴木久雄さんとわたしの縁はそれでは終わらなかった。
後日会社に送られてきた最新のポートフォリオ。
編集長がそれをじっくり見た後、「ちょっとスロベニアに行ってこれとこれ見てきて。」
スロベニアってどこ?
クロアチアの上、アドリア海に面した、旧ユーゴの一国です。
スロベニアでは結構名の知れた、若手の2組の建築家に会い、久雄さんの撮影したミュージアムやリノベーション中の古い建物を見学(要は工事現場)し、美しいユブリヤーナですごく不思議な数日を過ごしてきました。
久雄さんの撮影された建物、確かに奇麗だったんだけど、でも久雄さんの写真の方が倍くらい美しかったのです。それを自分の目で見比べて、写真の威力という物を少しだけ垣間見、久雄さんのカリスマと呼ばれる所以を理解した気がしたのでした。
それから10年と少し。
わたしの知る限り鈴木さんの本はこれまで出ていなかったので、これがあの時ボスが言っていた「一緒に本作りましょう」の結果なんだなと、手に取ったのでした。
中は溜め息が出る美しさ。
タイトルは「ラ・ルース・マヒカ」、魔法のひかり。
La Luz Magica - Photographer, Hisao Suzuki.
昨日雑誌大人買いしちゃったという(またもや)Tweetをしたきり、やっぱり夜中まで作業しちゃったので今ブログ書いてます。
上は、私がまだ社会人成りたてホヤホヤの頃にお世話になっていた出版社です。当時は「お世話になっている」という自覚すらなかった若者でした。
英語が出来たので色々なところに行かせてもらいました。その行き先の一つが、「バルセロナに行って鈴木久雄さんに『一緒に本作りましょうって言ってきて』」というもの。
鈴木久雄さんというのは、建築写真界の坂本龍一のような方です。世界中の建築写真家に尊敬され、一目置かれる。写真は一目見れば判ります。
予定を繰り合わせて行きましたが鈴木さんご本人は取材でいらっしゃらなくて、奥様にバルセロナを案内してもらい、最近の作品などを見せてもらい。もうかれこれ10年ちょっと前のことです。夜、二人で街の中心、繁華街から一歩折れて有名な美術館の建物を見、一瞬暗い角にさしかかったとき。私は強盗に遭いました。鞄を引っ張られ、斜めがけしていたのに引っ張り合いになり、悲鳴を上げているのに相手は諦めず、ついに鞄の革のストラップが切れて持ち去られました。お財布とカメラとパスポートとホテルの鍵。
その悲鳴を聞いた誰かが警察を呼んでくれて(だったら助けてくれと言いたい)、奥様と警察に行き、そこでやはりスリや強盗にあった各国のバックパッカーの若者から傷の手当をしてもらい(ストラップがちぎれた瞬間飛ばされて怪我をした)、御座なりのポリスレポートを書いてもらい、とぼとぼとホテルに戻りました。
結局パスポートは翌日、空の鞄とホテルの鍵とともに捨てられているのが見つかり、幸運にも旅行を続けることができたのですが。
もう二度とスペインなんか行くものか。
強く心に誓った旅でした。
そのショックで、見せてもらった鈴木さんの作品やお話など、全くと言っていいほど覚えてません。覚えているのは、前日に見たミースのバルセロナパヴィリオンの美しさだけ。
ただし、鈴木久雄さんとわたしの縁はそれでは終わらなかった。
後日会社に送られてきた最新のポートフォリオ。
編集長がそれをじっくり見た後、「ちょっとスロベニアに行ってこれとこれ見てきて。」
スロベニアってどこ?
クロアチアの上、アドリア海に面した、旧ユーゴの一国です。
スロベニアでは結構名の知れた、若手の2組の建築家に会い、久雄さんの撮影したミュージアムやリノベーション中の古い建物を見学(要は工事現場)し、美しいユブリヤーナですごく不思議な数日を過ごしてきました。
久雄さんの撮影された建物、確かに奇麗だったんだけど、でも久雄さんの写真の方が倍くらい美しかったのです。それを自分の目で見比べて、写真の威力という物を少しだけ垣間見、久雄さんのカリスマと呼ばれる所以を理解した気がしたのでした。
それから10年と少し。
わたしの知る限り鈴木さんの本はこれまで出ていなかったので、これがあの時ボスが言っていた「一緒に本作りましょう」の結果なんだなと、手に取ったのでした。
中は溜め息が出る美しさ。
タイトルは「ラ・ルース・マヒカ」、魔法のひかり。
August 26, 2012
Five.More.Days.

土曜日、終わらない仕事が気がかりで5時半に目覚める。眠い。
でもゴミを出しにいってみたら、こんな空。

My fridge is pretty empty, then I remembered that I bought some pasta seasoning in Italy. It was divine.
家から出ていなくて食べるものがない。と思っていたら、イタリアからこんなものを買ってきていたのを思い出した。ポルチーニ茸のパスタシーズニング。同じくイタリア土産のドライトマトと和えて、パスタに。つかの間の幸せ。
さて、仕事に戻ります。
Now, going back to work.
Subscribe to:
Posts (Atom)