November 27, 2012

忘れもの

そういえば。

振り返ってみてもすごいと思えるほど、忘れものの多い子供だったんです、わたし。
宿題や教科書を忘れるどころではなく、登下校中にどこかに帽子を忘れたり、無くしたり。留守番中にやっておいてと言われたことや、買い物にいくならついでに買ってきてと言われたものまで、ことごとく忘れます。メモしたってダメなんです、頼まれたこと自体忘れてしまうので。

傘だって、自分で買ったもの全て無くしました。無事なのは折り畳み傘だけ(でも無くしたのもある)。だからビニール傘なんです。

それなのに、どこかに置き忘れたり落としたりしたもののことを、すごく良く覚えていて、夢にまで見たりしていました。不思議でしょ。
一番最初の記憶は、買ってもらったお菓子をデパートの待ち合いスペースのソファに置いて来てしまった記憶。3歳か4歳くらいだったでしょうか。今でもソファのどこに置いたかまで、まざまざと覚えています。道ばたに落とした手袋もそう。取りに行くことのできない場所だったので回収できなかった、悔しい思い。

社会人になってそれなりに仕事がこなせていることに、自分自身感心しちゃったりします。もちろん、忘れないようにメモをしたりアラームをかけたり努力はしているけど、子供の頃だって忘れない努力はしてたんですよ。自分の頭が壊れてるんじゃないかと思ったほど、悩んだりしました。なんで普通の生活ができる程度に忘れないようになったんだろう、と感心するのです。
(とはいえ、普通の人と比べたら、今でも十分ルーズだと思います。いつも迷惑かけてごめんなさいね。努力はしています、多分。)

もしもお子さんの忘れもので悩んでいらっしゃる方がいたら、それは自立せざるを得なくなると何とかなります、と付け加えておきます。

Gold


週末、用事があって久しぶりに国立へ。
大学のキャンパスは紅葉が美しくて、夕方の日差しが弱々しく青寒いなか、大勢の人たちが散歩をしたり写真を撮ったりしていました。
なので、わたしも1枚。久しぶりにGR Digitalで。

Last weekend I went to my old university campus to run some errand. There were lots of people despite the sunlight was faint and cold in the afternoon.  Ginko trees were all gold, compensating the weak sunlight.  It was so beautiful.


寒くなって来たので、手袋。
手袋って、大好きなのにどう付き合ったらいいのか未だによく分からない存在です。
いつも歩きながらも何かやっていたりするので、指が思うように使えないのがストレス。填めてもすぐポケットに仕舞っちゃったりします(笑)意味ない。

It's becoming cold these days, so I dug out my leather gloves from the closet.
Leather gloves are like friends you love but have not quite learned how to deal with yet.  I always fiddle with things even while walking, for example, picking music, texting, finishing breakfast, wearing accessories (because I have little time at home in the morning) etc., I tend to wear gloves then instantly take them off and put them in my pockets.

それなのに、革の手袋の醸し出す雰囲気が好きで、気がついたらこんなに持っていました。(まだ持っていない色が沢山あるので、多すぎるとは思わないんですけど。)
社会人になりたてのとき、母に茶革の手袋をプレゼントしてもらい、とても気に入っていました。それが、仕事で遠くへ出かけた時に片方落としてしまったらしく、その悔しくて悲しい気持ちが忘れられなくて、未だに思い出します。そのショックから何年も革の手袋が買えず、下の黒いのを手にしたのは随分経ってから。
その次に買ったボルドーは、4〜5年前、パリで前日買ったローファーを手袋屋さんに持って行って、同じ色の手袋を選んだもの。が、ローファーがつい最近までキツすぎて履けなかったので、手袋も今年やっと登場です。

Still, I love the atmosphere around these soft leathers.  I started buying them a couple of years ago, and now I have these collection (the one on the far right is a pair I knitted recently).


この2つは、今年フィレンツェで買いました。
40度の猛暑の中、手袋を2つも買う人も珍しいと思うのだけど、誘惑に負けてしまいました。イタリアの手袋屋さん、この世で一番好きなお店の1つです。
These two pairs, I bought them in Florence last June.  I knew I was crazy buying two pairs of leather gloves in the sweltering dying hot weather.  But, it was worth it.


既に以前、この写真を載せているかもしれないけど、もう一度。
写真の黄色もいいな。
This is the shop window I found one of the pairs displayed.
Wish I can go back there again.


November 24, 2012

婉曲のススメ(今日は英語のレッスン)

友人や同僚が英語を勉強しているなか、よく「どうやったら上達するか?」と聞かれるのですが、やはり使うしかないというのが正直なところ。使って沢山間違いをして、相手に変な顔をされたのを見逃さずどこがおかしいか聞き、ネイティブの人の言い回しを真似する。ということの積み重ねです。わたし、未だにこれをやっています。いつも間違いだらけです。There is no shortcut in learning languages.

ただし、振り返ってみると「これは越えて良かった」と思える山があったことも確かです。その一つが婉曲の表現。

「英語には敬語が無い」なんて思っていませんか?そんなことはありません。日本語のような明確なヒエラルキーやシステムが無いだけ。だから余計に難しいのが英語の丁寧な表現。たまに日本でもすごく馴れ馴れしい日本語を話す外国の方を見かけますけど、日本人の多くが英語でやっていること、まさにこれです。ね、ちょっと恥ずかしいでしょ。

日本語でも同じですが、一番の問題となるのは他人に色々なお願いをするとき。そして仕事でメールを書くということは、即ち誰かにお願いしたりお願いされたりが8割ではないかな。

私は言語学のエキスパートでもないし、英語の先生でもないのでちゃんとした整理はしていないのですが、丁寧の表現にはおそらく4つの象限があります。
A. 身近な人にお願いする
B. 知らない人や目上の人にお願いする
1. 直接的に頼む
2. 間接的に頼む(婉曲的な表現)
一般的に学校で習うのは、おそらくA1だけです。あとは大学やネイティブの英語学校などで教えていると思うのだけど、会社で観察していてもA1以外使いこなしている人を余り見かけません。

まず、A1とB1について見てみましょう(英語のレッスンっぽくなって来た!)
A1. Can you please turn off the TV?
       Will you please turn on the light?
      Please take these to the admin office.
      (その他May I do this? Can I come in?などがありますが、許可を求める表現なのでお願いとは少し違いますね。)
家族や友人、とても親しい同僚や目下の人に使う表現です。そして、上の例のような「些細なお願い」をするための表現です。いくら友人でも、大金を借りようという時に、あまりCan you lend me a million yen?とは言いません。せめて数百円?
Can you pleaseは使う場面や相手を間違うと、やたら馴れ馴れしく失礼になります。
Will you pleaseは役所や窓口など、(お願いするというより)事務的に相手を指示するような場合にも使うようです。

そして、ちなみに、pleaseを付け忘れると、とってもとっても嫌な顔をされます。英語圏では赤ちゃんのときから、pleaseを付ける訓練をしているようなので。日本人からしてみたら「忘れることだってあるじゃん!」と思うのですが、通用しないようです。

B1. Would you please sign these forms?
     Could you please provide us with more information?
仕事の場面では、この2つが一番一般的。こちらを使っておけば間違いありません。
2つのうちより丁寧なのは、Could you pleaseらしいです。Would you pleaseというのは、「当然やってもらえますよね」的なニュアンスが含まれている様子です。もう期限を過ぎているのに相手が書類を提出していない時など、Would you please send it to us by tomorrow morning?などと使います。有無を言わせない雰囲気が漂っているようです。
というのをどこかで読んだので、普段はCould you pleaseを使っています。
(仕事の場面でWill you do it?など、please無しで聞いたりするのは、意思を聞いているのでお願いしている訳ではありません。結果的に同じになったりするけど、ちょっと違いますね。)

さて、それでは間接表現のほう。
A2. 考えてみたら、この組み合わせはないですね。親しい人に婉曲なんて使わないかな。Would you mind holding these for me?とかは言うかな。これは婉曲でしょうか。

B2. Thank you in advance for taking your time. 
       We would appreciate it if you could consider meeting with us.
       I would be appreciated if you could review my resume.
  I wonder if you could provide some information on this matter. 
現実的にはこれが仕事で相手に依頼をする際の基本表現だと思うんです。特に文章で依頼する場合。これやってもらえますか?と直接的に頼むのは、もう既に知っている相手。未知の相手に「少しでも時間を下さい」「できれば一緒にお仕事させて下さい」という際にはまず、「ご連絡頂ければ幸いです」と言いますよね?この「幸いです」が上の表現です。Thank you in advanceはその中でも一番カジュアル。だって、お願いすることを「やってくれますよね?ありがとう」と言っちゃうんですもの。
I would be appreciated if you could...と、I would appreciate it if you could...、仮定法っていうのかな(忘れちゃった)、この組み合わせが中々難しいと思うんですが、これをマスターするとビジネスレターの質もグンと上がりますし、普段の仕事会話でも使えます。
I wonder if you could... というのは、さらに弱いので押し付けがましさは減ります。全く初めての提案をする時などに適しているかな。

このB2の表現、ここが山の1つだと思うんですよ。仕事って人に何かをお願いすることで成り立っているので、丁寧な表現を使いこなせるようになってくださいね。それで相手からのレスポンスや、レスポンスの質が変わってきます。プライオリティを上げてもらえるようになります(もちろん依頼内容にもよりますけど)。

説得、というのが英語圏のカルチャーだという気がしています。

November 20, 2012

Harvest


週末に新潟から届いた魚沼コシヒカリの新米を炊いていて、そうだ、新潟の写真をブログに載せていなかった、と思い出した。アートトリエンナーレを見に行ったのだけど、一番心惹かれたのは昔ながらの棚田と、光り輝く稲穂。
みなさんも、ちょっと黄金の光を浴びながら、深く息をしてみてください。

Last weekend, I was cooking newly harvested rice just delivered from Nigata.  It reminded me that I had not blogged these photos yet.  This is where the best rice in Japan comes from.  I went there to see the art triennale festival, but was more fascinated by the golden scenery.
Take a deep breath, feel the golden light upon your skin.






November 17, 2012

今日の編み物 Today's Knitting

I am so happy that it's raining heavily today, so that I can knit.  I am so happy that knitting has been bringing me lots of serendipity and happenstances (don't know if this is the right way to use the words, but I could not think of better words to describe my fortunes).
今日は雨が降っていて、だから編み物ができて幸せ。編み物が沢山の出会いやインスピレーションを運んできてくれて、幸せ。

最近、下のアランっぽいカーディガンを編み始めました。三國さんの「編みものワードローブ」の中の1着。春頃にクルーネックのセーターを編もうと思って買った、シェットランドアランの糸が太さがピッタリだったので、使っています。でも、途中で量が足りないと気付き、追加注文中。同じロットの糸が残っていますように。
I am knitting this cardigan from a Japanese book called "Knitted Wardrobe" by Mariko Mikuni, using Jamieson'& Smith's Shetland Alan yarn.

ご覧のように全面模様編み。毎段ケーブルがあるので、気を抜けません。それに、このふわっとした弾力のあるタイプの糸って、糸の引きが強いので、とっても肩が凝ります。でも頑張るぞ。
The yarn is very stretch but tough, so it's pretty hard on my arms and shoulders.  But I am loving the textile and the stitch definition.

前後3ピース、同時に編んでいます。前の2つは持ち歩き用。後ろは大きくなっちゃったので、家で編む用。長さは少し短くする予定です。


そして、もう一つ。去年から編もうと思っていた「毛糸だま」に載っていたカウチン。トラディショナルなものではないので気に入って、糸を買いました。ところが、買ったグレーが緑ともグレーとも判別しがたい変な色だったため、先週お鍋で染色。
わたしのは紺や黄色、グレーや茶色などの渋い色味です。さて、どうなることやら。
The other project which I am about to start is this modern-looking Cowichan jacket by a Japanese designer (on a Japanese knitting magazine). You can buy the pattern for less than $3 but I am not sure how much of it is described in charts.


今年絶対編もうと思っているのは後2〜3個。どれも太い糸でクイックニットになるはず。去年くらいからレースのような糸でショールばかり編んでいたので、比較するとラクです。なんせ、今年はビッグニットが流行のようなので。
その1つめは、Cirilia Roseデザインの下のカーディガン、Aidez。先ほど紹介したアランカーディガンと似ているのだけど、こちらもピッタリの糸があるので。

Also, I am planning to knit a few other bulky-weight cardigans this year.  Candidates are Aidez by Cirilia Rose (I've already got the yarn), Nantucket Jacket by Twinkle (also got the yarn ready), and Fireside Sweater.

Photo by Cirilia Rose
2つめは、これ。Amber AllisonのFireside Sweater。 もう何年も前から編もうと思ってマークしているのだけれど、ついに今年?
なんせ昨日久しぶりに映画「ホリディ」を観て、キャメロンディアスが着ているカーディガンがやっぱり可愛かったのです。ね、同じでしょ?映画と見比べてもほんとソックリです。ただ改めて映像で観てみると、糸はどうもアンゴラかアルパカか、下の写真よりももっと柔らかいファジーな糸でした。だから凹凸もこんなにはっきりしていなくて、それが却って着易そうで良かった。あと、ボタンの位置が違いました。これは要研究だな。

I just watched the movie Holiday last night, and remembered that I had this pattern in my queue forever.  I didn't notice before that the cardigan in the movie is using a very soft fuzzy yarn, perhaps made with angora or alpaca, and it looked much lighter than the below photo.   Before I was going to use a regular alan weight yarn, but now realized that I have to find a softer yarn.  Maybe next year?


そして最後に、これ。Twinkle's Town & Country Knitsのナンタケット・カーディガン。糸はずっと持っているんですけど、着る自信がなくて編んでいなかったもの。
何故かというと、指定糸が基本ウールをそのまま束ねただけ、というような柔らかい糸なので(ロービングといいます)、編んでいる間に洋服が毛だらけになるんです。どうしようかなとずっと悩んでいたのですが、熱湯に漬けると糸割れしないと知り、面倒だったけどやってみることにしました。なんせ撚っていない糸なので、大きなお鍋に一回に1個しか入りません。
さて、これで何とかなるかな?やっぱり無理そうだったら、諦めて解いてブランケットにでもする計画です。

というわけで、また次回!
OK, going back to knitting.  Until next time!

今日の気になるもの Antenna

KNOTTというニットブランド、知っていますか?

A knitwear brand called KNOTT.  I am not sure if it is a Japanese brand, but the designer seems to be Belge. Their clothes are like 150~200 USD, but the quality of yarn and construction and everything is obviously picked by someone who knows knitting and wool very well.  Please check it out if you get a chance to shop in Tokyo.  Shops like Des Pres, Tomorrowland, and Galarie Vie carry KNOTT's products, it seems.

先日人間ドックの後、丸の内で半日買い物した際、初めて発見しました。丸の内中のお店に並んでいたので、きっと人気に違いなく、皆さんもとっくに知っているかとは思うのですが。それとも、トゥモローランドの傘下らしいので、丸の内中のお店がトゥモローランド系列なのかもしれません。

わたし、滅多にショップ巡りをしないので。
買い物をする場面を考えてみると、
(1)海外、特にアメリカや韓国で買う。このとき行くのはBanana RepublicとAnthropologieとMadewell、JCrewくらい。
(2)ユニクロ。黒いセーターとか、グレーのセーターとか、スポーツウェアとか、家着とか、そういうもの。
(3)セレクトショップ。といって、それほど行くことはありません。
(4)ヒルズに入っているPlust+とDesignworks。この2つのお店は、昔から好きです。
(5)スーツ類はスーツカンパニーか、それとも仕立てる。
(6)母や叔母のお下がり。妹のお下がり。
(7)時々思いついたようにフラッと手近なお店に入ってまとめ買い。たいてい所要時間20分。ZALAもその一つ。
(8)靴はネット。適当に選ぶ。
さて、これでワードローブの9割5分カバーできていると思います。

編み物を始めてからセーターを買うか編むかで非常に悩み、結局買わずに自分が編んだ変な物を着る癖がついてしまいました。そして、また悩む。
そんな悩みを吹き飛ばすくらい、KNOTTのニットが素敵だったのです。
家にこんなに毛糸がなければ、間違いなく買っていたと思いますが、やっぱり踏みとどまりましたが。なんせ今年はビッグニットばかりなので、いかにも編めそう。
でも、編み物をしない皆さんには絶対おススメです。

どこがポイントかというと、明らかにウールやニットを良く知った人がデザインしているということが手に取れば分かること。それはConstruction(パーツの組み立て)や糸の選びかた、糸と他の素材との組み合わせかた、色の選びかた(日本の毛糸メーカーには絶対無い色を使っている)で分かります。(デザイナーはやっぱり日本人じゃない様子。)

ということで例に写真を紹介したかったのですが、良いと思ったニットの写真がネット上にありませんでした。デプレやトゥモローランド、ギャラリーヴィなどに置いてあると思うので、手に取ってみて下さいね。大きなセーターだと2万円くらいしますが、この糸でこの価格なら納得、というか安い、と私は感じました(糸代だけでも結構しそうな感じ)。

November 16, 2012

I have dreams

一回寝たのですが、起きてきました。
これを書いて寝ようと思い。
昨日Facebookに「お母さんありがとう」的なコメントを書いたら、妹から「何か良いことあったの?」とメッセージが。「特にないよ。」と返したものの、ありました。
つい最近になって「わたしには夢がある」っていうことに気付いたことです。

なんでこれが特別なのか?

わたし子供の頃から、すごくやりたいことが多くて、とにかく夢も大きかったのです。小学校の頃から留学したかったし、大人になってやりたい仕事もありました。世の中も変えたかった。
高校の頃は良く親友たちと将来の夢について語り合いました(みんなもそうだよね?)。なんだか自分の人生がとてつもない可能性を秘めているような気がしていました。大学のころ、「メリちゃんと話すとワクワクしてやる気が出てくる」とよく友達に言われた。

でも、大学の途中で大病して留年しそうになり、留学の奨学金ももらえなくなり、その後の人生として思い描いていた道筋が奇麗に消えてしまいました。病気するのは2度目だったので、もう元に戻れる気がしなかったし、その後別な道を目指したり色々したけれども、ギリギリの体力でやっと乗り切る毎日があるだけで、夢なんてありませんでした。
そのとき自分に言い聞かせていたのは、「今は回り道しているだけ、いつか辿り着くはず。自分は自分の道」。

このブログの上の方に「Life List」というのがあります。最初には「自分が何をしたくて生きているのか思い出せなくなるから、メモしておく。」とちょっと前まで書いてありました。これを書いたのは、たった2年くらい前。

先週末、友人と食事に行ってすごく楽しかったのですが、なぜかと振り返ったら、夢がね、話し始めたら止まらなかったことです。気がついたら、なんだか、この世でやりたいことが沢山あって、それを出来るだけのエネルギーに満ちている。

ああ、私15年ぶりくらい(無駄に歳をぼやかしてみる。笑)に元気になったんだな、と思って、それが特別ないいことです。
毎日時間が足りないほど、やりたいことが沢山あるし、正直会社で働いている時間がもったいないと感じています。

私には夢がある。

こんな素晴らしいことがあるでしょうか。

では、おやすみなさい。明日は金曜日!

November 09, 2012

Floating


今日は会社を休んで長瀞にカヌーに行ってきました。
10月に塘路で泊まった「とうろの宿」のオーナーご夫婦が主催しているカヌー教室。明日明後日で行きたいと思ったところ満員で(20人!)、どういうわけか有休を取る決意(申し込んだ時に何を考えていたか思い出せなくて)。でも今日は参加者4人だけだったので、最高でした。長瀞の紅葉も今が見頃!
I took a day off from work, and went canoeing in the river up 2 hours north from Tokyo.  I found out about this canoe lesson from a couple who owns a lodge in Toro, Hokkaido, where I stayed a month ago.  The owner is originally from this region, and he hosts lessons every year at this time of the season.
I wanted to join the 2 day lesson on the weekend, but it was already full (20 people!).  I turned out to be lucky because the weather was perfect today, and there were only 4 of us in the lesson.

実をいうと秩父の方へ来たのは生まれて初めて。東武東上線にも生まれて初めて乗り、あ、川越ってこんなところにあるのか、と知りました。でも長瀞エリアまで家からドアツードアで2時間なので、結構近いでしょ。


カヌー、自分でちゃんと漕いだのも初めて。今までツアーでいかにガイドさんが漕いでくれていたか思い知りましたよ。腕と肩がすごく疲れてふらふらです。カヤックと違って、一方だけを漕ぎ続けるということも発見。身体が捻れそうな気がするんですけど。
しかも、昨日ピラティスに行ったばかりなので、背中の奥が筋肉痛なのです。

It was the first time I canoed with my own effort.  I had been on a couple of tours, but now I understand those were not really canoeing.  I was just sitting on a boat that someone was canoeing.
It turned out to be much harder than I thought, and I am completely exhausted now.  But, it was soooo beautiful with foliage and warm sunlight.

でも、景色は最高。長瀞だと知らなければ、海外のジャングルクルーズみたい。

午前中は深く流れの余りない場所で練習し、午後は川下り。下のような岩場から出発なんだけど、無理でしょ。と思いつつ、なんとか漕ぎ出ました。



秩父鉄道1駅分、カヌーで下りました。途中休憩を入れたり、練習をしてぐるぐる回ったりしながら3時間くらい。相当疲れたけど、最後は陸に上がるのがもったいない気持ちでした。紅葉が奇麗すぎて。水上から水鳥の群れと一緒に見上げる木々は、また特別に見えました。
In the morning, we learned different strokes and how to maneuver in the water.  After lunch, we went down the river all afternoon.  At 3:30, I was truly tired but it was too beautiful to call it a day.



上がったあと、先生がぜんざいを作ってくれて、温まりました。わたしは夕飯代わりに(せこい)お餅2個を頂きました。
素晴らしい人たちと景色に囲まれて1日全身運動(腕も脚も超疲れた)をした、秋のカヌー日和でした。まだ水に浮いている感じがする。
After the lesson, the instructor cooked us Japanese sweet with red beans and mochi.  I had a beautiful wonderful day (and going to bed at 7:30PM).  I still feel like floating on the water.


November 05, 2012

des pommes


子供の頃から山形の祖母が毎年紅玉を一箱、必ず送ってくれていました。

わたしにとって、リンゴといえば紅玉。実は普通のリンゴはそれほど好きではありません。甘すぎるし薄いし冷たい。甘酸っぱくて口に含むと温かい感じ、これは紅玉特有。
去年になって「そうだ、自分で箱で買えば良いんだ」ということに思い当たり、去年も今年も一箱買いました。スーパーで4つしか入っていない袋を買った時の悲しさと比べ、箱一杯のリンゴからは幸せの匂いがします。

紅玉の唯一の弱点は、旬の時期が短くてすぐ傷んでしまうこと。箱が届いたらよーいドンなのです。今年はジャムを2回作り、焼きリンゴと、今日は傷む直前ギリギリセーフでタルトタタンを。

バターとリンゴの香りがアパート中に染み付いて、この空気を保存したいくらいです。


My grandmother used to send us a box of Japanese cooking apple every year.  It's a different kind than American cooking apple, and also different from common Japanese kinds.  This very red and small apple is my absolute favorite, and actually, I don't like other kinds of apple that much.

After my grandmother passed away, it was only last year that I realized, I can buy a box myself.  I was so used to the idea of someone else sending me boxes of fruits, that it didn't occur me to do it myself.
The only drawback of this apple is that it doesn't last more than a few weeks, even being kept in a cold room.  So I made 2 kinds of apple sauce, baked with cinnamon, then baked a tarte.  My apartment now smells like heaven - butter and apple and angel.

November 04, 2012

山行き。I finally bought a big backpack.

昨日、ついに、山用のバックパックを買ってしまいました。
これ。
ハイキング行ったりする用に小さいリュックは持っているのだけど、それは2年前のある日、今年はハイキングをしたいなあと思い神田のアウトドアショップに行って、何となく場違いな思いをしながらこっそり適当に選んだものです。お店の人に相談するのも恥ずかしく(どんなのが欲しいのか聞かれて吃る自分が想像できた)、完全に見た目だけで選びました。色が可愛かったから。今考えてみるとカバーも付いているし、それなりに機能的ではあったんだけど、とにかく物が入りません。

とはいえ、普通の日帰りハイクをするには十分な大きさ。大きなリュックを買うということは、いつかゴローの登山靴をオーダーメードするのと同じくらい、ちゃんと使いこなせるかドキドキするものです。かなりのコミットが必要。後戻りできない感漂う買い物です。

さて。

山道具の本を見るに付け、「沢山背負ってピッタリするものを」とおせっかいなぐらい書いてあるので(前回の選び方がより一層反省される)、何時間も迷う覚悟を決めて出かけました。
そしてお店に着いて呆然。やっぱり、相談しなきゃ無理でしょ。種類が多すぎます。最初から諦めてお店で店員のおじさんに話しかけ、先ずは背負い方から教えてもらいました。この一杯出ている紐の引っ張りかた、初めて知った!今までリュックの紐って邪魔だなあと思ってました(笑)。

最初に見た目が気に入らなくても、とにかく沢山背負ってみたのが良かった。腰へのフィットや重心の掛かり方が、それぞれ全然違いました。しかも、重りを入れてもらったらまた違う。最終的に買ったカリマーの40リットルは一番最初に試してみたものだけど、腰にピッタリ来るのと背が高すぎない(私背が低いので)ので、決めました。色も気に入ったし。
「最初からこれが欲しいと決めてくるお客さんは助けられませんね」、と店員さん。皆さんもいつか登山用のリュックを買う際は、兎に角相談してみて下さいね。

40リットルあれば、寒い時期でも1泊くらいできるとのこと。もう方々の山小屋閉まっているとのことですが、出来たら11月前半に行きたいな。amirisuの打ち合わせがあるので、空いている週末が余りなく、11月の後半はもうアウトだそうなのです。

今の愛読書はこれ。

と、これ。アラスカ行きたい。


そうだ。パタゴニアストアにて行われた松本紀夫さんのフォトライブ、素晴らしかったです。写真がものすごく、溜め息が出るくらい、あり得ないくらい奇麗で、松本さんのお話がまた楽しかった。パタゴニアもまた好きになりました。