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December 27, 2012

ていねい


年末差し迫ってきました。皆さんいかがお過ごしですか?わたしは何故か連日具合が悪く、会社に行ったり休んだり、夜中に目が覚めたり、色々しています。大掃除は明後日から。年末年始はamirisuの仕事。
今年は年賀状、出せそうにありません。先に、ごめんなさい。
敬愛する松浦弥太郎さんにしてみたら、年に一度のご挨拶をしないなんて、と言われてしまうかもしれません。
でも、本当に目指したいのは「ていねい」な生活。
作れるものは自分で作り、直せる物は直し、磨ける物は磨き、本を読み、周りの人を大切にする。生きて行くということは、それを意識しなくても楽に行えるための修行なのかもしれません。


一番上の写真は、1年ほど前に蜂蜜漬けにして、カビが生えずにちゃんと生き残っていたレモン。風邪を引きそうだった時に思い出して飲んでみたら、すっごく美味しかった。
それで、今年もレモンを一箱買って漬けようかと思っています。

下の写真は、わたしのウールお手入れセット。
洋服のブラッシングをしたり、毛玉を取ったりするのが好き。
お休みの日のお昼間、その週に着たセーターを大抵まとめて片付けます。すぐに仕舞うと湿気がカビを呼んでしまいそうなので、結局溜まってしまうのです。でも明るい光りのなかでセーターの状態をチェックし、お手入れをするのは楽しい。ウールという素材について詳しくなるにつけ、セーターの選びかたにも気合いが入るし、大事にしたいと思う。
そして、毛玉だらけの洋服を着ている人が、非常に気になります。


でも、ていねいって時間がかかる。
日々のなかで何を省いて何に時間をかけるか、その選択が上手くなりたい。

December 24, 2012

手に残る本の重さの記憶 Memories of weights of books in our hands


おはなしのろうそく。
この本見たことあります?
7歳から10歳まで近所の市立図書館に毎週のように通っては、1度に10冊しか借りれない自分のカードだけでなく家族のカードまで駆使して、15冊くらい本が詰め込まれた大きな袋をサンタクロースのように担いで持ってかえっていました。(その後も図書館には通ったけど、引っ越しちゃったから別な図書館。)
そんな私が一時期とても夢中になっていたシリーズがこれ。
児童書コーナーの隅の隅に、何故か「わたしは特別よ」と言わんばかりに箱に入って20〜30冊くらい並んでいたのです。色々な国の短い寓話を集めたような本です。
ただし、こんなに薄っぺらいのにこれでも1冊にカウントされてしまうので、一回に2冊までと自分ルールがありました。

妹に頼まれて、姪のクリスマスプレゼントは毎年絵本ということになっています。なので今年も大きな本屋に張り切って出かけて、本棚を懐かしく隈なく眺めていたときに、「おはなしのろうそく」見つけました。
懐かしすぎる。
1冊400円だったので、つい買ってしまいました。
今さら見てみると、なんと図書館の司書さんや学校の先生が暗記をして子供にお話を語り聞かせる、という特殊な目的のために作られたという本だったのです。
(そして大人になってから知ったもう一つの事実は、実は近所の図書館がとても有名な素晴らしい図書館だったということ。日本の図書館建築のアアルトとでも言いましょうか。)
こんなに小さく薄い本なのに、手に残る記憶はしっかりとして、心にはずっしり重い。

そんなおり新しいKindleが届いたので、なんだかシミジミしてしまいました。
もちろん便利なんだけど、このデバイスは1冊1冊の本を掛替えの無いものとして心に留める役割を果たせるのか?
学校の机の下や引き出しの中や、教科書の間に挟んで授業中に読んだ、あの本たちの代わりができるのかな、と。それとも、教科書もそのうちKindleになって、教科書を読んでいる振りをして好きな本を読んだりできるようになるのか。

My sister asks me to buy books for my niece for every Christmas.  Knowing the risk of being recognized as the "most boring aunt in the world", I keep buying books, in the hope of, one day, my niece will become as bookish as myself and we can talk about real books.
So again this year, I went for book shopping.  Then had come across these tiny books in the children's book section.  "Candles of small stories" - the title says.
This used to be my favorite series of books when I was about 8 years old.  I used to go to the library every week to borrow a dozen of books, and I remember the frustration of this tiny book being equally counted as one as other bigger books.
So I saw these books after 30 years and had to buy one (it only costs a few dollars).  It turned out to be books for librarians or teachers to memorize and tell stories to children.

Such small books, yet such large memories and such an expansive imaginary world inside me.

My new Kindle has arrived on the same day.  I had to wonder, will it be the same with these devices?  Will we remember books as vividly and as preciously as we did by reading all those individual books in paper? Will the experience be the same - reading books during classes on our laps or hiding inside the desks or between textbooks?  What will our memories become?




December 09, 2012

New to my bookshelves



最近また本を読んでいます。特に面白かったのが、友人から借りた上の本。坂口恭平さんの0円ハウスの本。写真集ではありません。
今まで「変わった人だなあ」とは思っていたのだけど、本当にここまで変わった人だと知って、すごく興味を持ちました。とにかく取材の徹底ぶり、絵の緻密さ、どれをとっても学生時代のものとは思えません。本が余りにも面白かったので、ワタリウム美術館で開催中の展覧会にも行ってきました。彼の絵を見たら、この人ほんと紙一重だな、と確信しました。益々面白い。本も展覧会も是非。



もう一つ面白かったのが、これ。今書店で1位になっているので、読んでいる方も多いかもしれませんが、医学的、心理学的にどうやって自分を変えたら良いのか、どうしたら挫折しないのかを解説しています。
本を読むだけではなくて、実際に授業を受けてみたいです。
私はAudible.comでオーディオブックを買って、通勤時間や散歩中に聴いていたので、書き込みをするために紙の本を買うか検討中。もし英語版のペーパーバックを持っていて、もう読んだから要らないよ、という人がいたら是非下さい。



下の2つは頂き物の本たち。社員力革命は今読んでいます。社員自らどうしたらよいか、ではなくて、人事、経営者向けの本です。すごく面白い。

そして、こちらは認知心理学に基づいたデザイン、のような、行動心理学のような、本らしいです。これから読むのが楽しみ。


November 04, 2012

山行き。I finally bought a big backpack.

昨日、ついに、山用のバックパックを買ってしまいました。
これ。
ハイキング行ったりする用に小さいリュックは持っているのだけど、それは2年前のある日、今年はハイキングをしたいなあと思い神田のアウトドアショップに行って、何となく場違いな思いをしながらこっそり適当に選んだものです。お店の人に相談するのも恥ずかしく(どんなのが欲しいのか聞かれて吃る自分が想像できた)、完全に見た目だけで選びました。色が可愛かったから。今考えてみるとカバーも付いているし、それなりに機能的ではあったんだけど、とにかく物が入りません。

とはいえ、普通の日帰りハイクをするには十分な大きさ。大きなリュックを買うということは、いつかゴローの登山靴をオーダーメードするのと同じくらい、ちゃんと使いこなせるかドキドキするものです。かなりのコミットが必要。後戻りできない感漂う買い物です。

さて。

山道具の本を見るに付け、「沢山背負ってピッタリするものを」とおせっかいなぐらい書いてあるので(前回の選び方がより一層反省される)、何時間も迷う覚悟を決めて出かけました。
そしてお店に着いて呆然。やっぱり、相談しなきゃ無理でしょ。種類が多すぎます。最初から諦めてお店で店員のおじさんに話しかけ、先ずは背負い方から教えてもらいました。この一杯出ている紐の引っ張りかた、初めて知った!今までリュックの紐って邪魔だなあと思ってました(笑)。

最初に見た目が気に入らなくても、とにかく沢山背負ってみたのが良かった。腰へのフィットや重心の掛かり方が、それぞれ全然違いました。しかも、重りを入れてもらったらまた違う。最終的に買ったカリマーの40リットルは一番最初に試してみたものだけど、腰にピッタリ来るのと背が高すぎない(私背が低いので)ので、決めました。色も気に入ったし。
「最初からこれが欲しいと決めてくるお客さんは助けられませんね」、と店員さん。皆さんもいつか登山用のリュックを買う際は、兎に角相談してみて下さいね。

40リットルあれば、寒い時期でも1泊くらいできるとのこと。もう方々の山小屋閉まっているとのことですが、出来たら11月前半に行きたいな。amirisuの打ち合わせがあるので、空いている週末が余りなく、11月の後半はもうアウトだそうなのです。

今の愛読書はこれ。

と、これ。アラスカ行きたい。


そうだ。パタゴニアストアにて行われた松本紀夫さんのフォトライブ、素晴らしかったです。写真がものすごく、溜め息が出るくらい、あり得ないくらい奇麗で、松本さんのお話がまた楽しかった。パタゴニアもまた好きになりました。

October 31, 2012

今日の気になるもの Antenna


Dear Friends,

Hopefully I can translate this post in English tonight.  Talk to you soon!



昨日日経ビジネスOnlineの記事を読んでいて見つけたんですけどね。
幕末から明治の初めに日本に住んでいたアメリカ人の動物学者が書いた手記。
Googleで検索したら、Archiveで全文が読めるではないですか。

まだ前置きのところしか読んでいないんですけど、友人から「そんな誰も気にしないような詰まらないミミズの研究は誰かに任せておけ。絶滅しようとしている古い日本の文化と侍という種をよく知る数少ない外国人の君が、本に残さずどうする。大体、ミミズと日本文化とどちらが大事だ」と言われた、といった部分が。

日本の明治・大正時代の文章って、カタカナだし読みにくいし、古臭い感じがして読まないじゃないですか。ああ、英語だと全然違和感なく、現代の文章のようにビビッドに読めるんだと思って、非常に新鮮でした。
また、イラストが沢山あって面白いの。絵を見るだけで楽しめると思います。

http://archive.org/stream/japandaybyday18701morsuoft#page/n7/mode/2up
http://archive.org/stream/japandaybyday18702morsuoft#page/n9/mode/2up

今日はこれから大崎のパタゴニアストアにアラスカのスライドショーを見に行ってきます!
楽しみ。

August 28, 2012

La Luz Magica

I don't have time enough to translate this post in proper English.  But it's about the most gorgeous issue from the magazine I used to work for, as an editor.
La Luz Magica - Photographer, Hisao Suzuki.

昨日雑誌大人買いしちゃったという(またもや)Tweetをしたきり、やっぱり夜中まで作業しちゃったので今ブログ書いてます。
上は、私がまだ社会人成りたてホヤホヤの頃にお世話になっていた出版社です。当時は「お世話になっている」という自覚すらなかった若者でした。

英語が出来たので色々なところに行かせてもらいました。その行き先の一つが、「バルセロナに行って鈴木久雄さんに『一緒に本作りましょうって言ってきて』」というもの。
鈴木久雄さんというのは、建築写真界の坂本龍一のような方です。世界中の建築写真家に尊敬され、一目置かれる。写真は一目見れば判ります。
予定を繰り合わせて行きましたが鈴木さんご本人は取材でいらっしゃらなくて、奥様にバルセロナを案内してもらい、最近の作品などを見せてもらい。もうかれこれ10年ちょっと前のことです。夜、二人で街の中心、繁華街から一歩折れて有名な美術館の建物を見、一瞬暗い角にさしかかったとき。私は強盗に遭いました。鞄を引っ張られ、斜めがけしていたのに引っ張り合いになり、悲鳴を上げているのに相手は諦めず、ついに鞄の革のストラップが切れて持ち去られました。お財布とカメラとパスポートとホテルの鍵。
その悲鳴を聞いた誰かが警察を呼んでくれて(だったら助けてくれと言いたい)、奥様と警察に行き、そこでやはりスリや強盗にあった各国のバックパッカーの若者から傷の手当をしてもらい(ストラップがちぎれた瞬間飛ばされて怪我をした)、御座なりのポリスレポートを書いてもらい、とぼとぼとホテルに戻りました。
結局パスポートは翌日、空の鞄とホテルの鍵とともに捨てられているのが見つかり、幸運にも旅行を続けることができたのですが。
もう二度とスペインなんか行くものか。
強く心に誓った旅でした。
そのショックで、見せてもらった鈴木さんの作品やお話など、全くと言っていいほど覚えてません。覚えているのは、前日に見たミースのバルセロナパヴィリオンの美しさだけ。

ただし、鈴木久雄さんとわたしの縁はそれでは終わらなかった。

後日会社に送られてきた最新のポートフォリオ。
編集長がそれをじっくり見た後、「ちょっとスロベニアに行ってこれとこれ見てきて。」
スロベニアってどこ?
クロアチアの上、アドリア海に面した、旧ユーゴの一国です。
スロベニアでは結構名の知れた、若手の2組の建築家に会い、久雄さんの撮影したミュージアムやリノベーション中の古い建物を見学(要は工事現場)し、美しいユブリヤーナですごく不思議な数日を過ごしてきました。

久雄さんの撮影された建物、確かに奇麗だったんだけど、でも久雄さんの写真の方が倍くらい美しかったのです。それを自分の目で見比べて、写真の威力という物を少しだけ垣間見、久雄さんのカリスマと呼ばれる所以を理解した気がしたのでした。

それから10年と少し。
わたしの知る限り鈴木さんの本はこれまで出ていなかったので、これがあの時ボスが言っていた「一緒に本作りましょう」の結果なんだなと、手に取ったのでした。
中は溜め息が出る美しさ。
タイトルは「ラ・ルース・マヒカ」、魔法のひかり。

August 19, 2012

Deciphering and Simplifying and Programming

These are the books that I have been reading since Friday. I've finished PHP and Joomla, decided that I should stick with HTML and CSS.
Things have become so much more complicated since last time I learned how to build a website. The "we'll do everything for you" softwares add crazy number of tags in their outputs, so that deciphering what are happening is almost impossible.
No wonder there are so many website developers and programmers.
They are making things complicated that normal people cannot decode what they are doing.
So that we have to hire them to maintain our websites - namely, our storefronts/bookkeepers/shopkeepers these days.

When I write HTML, I try to have structures and I aim to make things very simple.  I don't believe in people who write complicated scripts, who use difficult languages, and who make things unnecessarily complicated.  I don't think they are that smart.


And, Anthology magazine... *sigh*.  Why are you not available for subscription in Japan??


August 14, 2012

Anntena 今日の気になるもの 8/13

今日は本を2冊紹介。
最近忙しいくせに本が読みたくて、つい色々買い込んでしまう話は昨日書きました。
今日、スケッチトラベル(下)の発売を知り、買おうと思って出かけたツタヤで出会ってしまったのが、クリエーターズ・トークという本(上)。
I'm introducing 2 books today, one is only in Japanese so skipping here - it's a lecture series at the University of Tokyo with top creative directors in Japan.


広告に関わるクリエーターをゲストに対談をした、東大の講義録。
なんか今時「広告なんて」と思うんですけど、なんとなく気になってみて手に取ったら、これが。読み始めたら面白いんですよ。一番目は 佐藤可士和さんなんですけど、完全に広告の枠をはみ出た問題解決屋さん。


そして、「ほぼ日」で知った先週土曜日発売の「スケッチトラベル」。
ピクサーでも活躍の堤大介さんとフランス人のアーティスト、ジェラルドゲレルさんが始めた共同プロジェクト。世界中の有名なイラストレーターの間を手渡しで回ったスケッチブックには、精魂込められた70余りのイラストが。しかも、完成品はオークションにかけられ、収益は恵まれない地域に図書館を作るのに使われたという。
今日は買えなかったんですけど、この本が欲しいんです。
スケッチトラベルのサイト。


And, this Sketchtravel.
It's a project of Daisuke Tsutsumi, a Japanese art director who has won Cannes award for his Toy Story 3 work, and a French artist Gerald Gerel.  They had hit upon this idea to hand over a sketchbook from the world most famous illustrators to another, and raise a fund to build libraries in the poorest communities.
The outcome book has been published just last Saturday, and I really want a copy for myself.
You can see glimpses of the images on this Sketchtravel website.

June 14, 2012

FLUX


暫く前からCourrier JaponのTwitterアカウントをフォローし始め、毎日流れてくる「今月の紙面からのひと言」に興味引かれて今月号を(も)買ってしまいました。

まだ特集は読んでいないのですが、気になった記事が3つあって、それを紹介。
わたしはどうも雑誌を後ろから読む癖があります。

その1:コーチングで能力が本当に上がるのか?
自分の能力の伸び悩みを感じていた中年外科医がある日、スポーツだけではなくて外科医でもコーチを付けてみたらいいのではないか?と思いついて、実践してみたという記事。一流のスポーツ選手は、もともと能力が高いにも関わらず、より能力を高め勝つためにコーチを必ず付ける。医者は一定レベルに達するとあとは自分で自分の能力の鍛錬が求められるが、ここでもコーチングが有効なのではないか?
ということで、リタイアした先輩にコーチングをお願いした。見てもらうのは1000回くらいは執刀したことのある、熟知したタイプの手術。で、結果、20分のフィードバックで5年分の手術より多くを学んだ、ということ。手術という仕事柄、まわりのことが見えなくなっていて自分では気が付かなかったことが色々あった。
何故この記事が気になったかというと、近頃ビジネスマン、特にマネジメントに対するコーチングが必要だなあとひしひしと感じるからです。「マネジメントなんて経験でなるものであって習うものじゃない」と思う人がいるかもしれないけど、それは間違いです。

その2:貧乏人の経済学

これは書評が載っていたのだけど、とても興味引かれました。著者たちは今注目されている経済学者の2人、とのことです。貧しい人たちの発想・行動から原因を探り、変化を起こすテコを見つける方法論。
たとえば、貧しい地域の農業従事者は肥料があれば翌年生産性がさらに上がると分かっているのに、肥料を買うお金を残すことが出来ない。しかし肥料を先に買っておけば、翌年まで食いつなぐ方はなんとかできる。
でも、こういうことって傍から見れば指摘できることだけど、本人には見えないし自分で行動様式を変えることができない。日本でいえば本当はパチンコやモバゲーなんかにお金を使っている余裕が無いはずの人が、そういう時間の使い方が普通になっちゃっているというのもひとつあるかもしれない。周りの人もみんなやっている、とか。
自分では如何ともしがたい悪循環をどうやって断ち切れるんだろう。
そんな意味でも、この本面白そう。

その3:フラックスという生き方
日本だけじゃなく、グローバルに見ても「固定されない生き方をする人たち=フラックス」がエマージング(台頭)してきている、という話。これまでの経験に捕われず、チャンスがあれば新しいことにどんどん挑戦し、自分を変えていける人たち。会社にしがみつかず、自分が動く。「不安定な状況を積極的に受け入れ、キャリアやビジネスモデル、これまでの常識を修正することに抵抗が無く、それを楽しむ余裕すらある。」
以前は「脈絡が無い、あなた何をする人なの?」と言われていたが、まったく気にする様子は無い。
という記事中のコメントを読んで、「あれ、これって私?」と思ったのでした。
もちろん、人間どこかの段階でラーニングカーブが出なくなってきて、過去のストックを活かすことがよりバリューが出しやすい、という地点に到達することは避けられないはず。でもそれまでの間、いかに柔軟にどん欲に過ごすかですよね。

June 13, 2012

今日の気になるもの Antenna 6/13

組織論とファブリックショップ。
Organizational theory and a fabric shop.

今年の夏もワンピースを作ろうかと、作りかけがあるのは放っておいて、ヴィンテージの生地を探し始めました。というのは、去年?Etsyでオーダーしたワンピースの新しいバージョンが欲しくなって。いや、待てよ。自分で作ろうよ。と思い立ったのでした。そんな時間あるのか?という意見もありますが。
I've been thinking about making myself another dress for summer. Last year I bought this dress over at Etsy and wanted to buy another one. But hey, shouldn't I make one myself?
So I started to search for a perfect fabric, and came across a site called Spoonflowers. It is AMAZING!! Everything there are so cute, you can select which fabric type you want, besides, you can create your own textile too. How cool is that?
It's quite clever as a business model too. They probably print after you order. Which means they don't need a huge stock list. Amazing.

生地を探し始めていたら、偶然見つけたSpoonflowerというサイト。とにかくオススメ。色々なイラストレーターやデザイナーがデザインした生地が、生地の種類まで選べてリーズナブルに買える、驚きのお店。加えて、自分でデザインした布地も作れちゃうの!つまり、注文を受けてから必要なだけプリントしているらしいのです。こんなのってあり?インターネットが生んだ、究極の在庫なしの小売りですよ!
いつも新作デザインの人気投票をしているらしくて、売れ筋をどんどん上位に持ってくる仕組み。こんなビジネスモデルをみると、ワクワクしてくる。わたしもこんなお店やりたい。
ちなみに、私が買った生地の(一例)はこんなの。かわいいー。
These are examples of fabrics I snatched up last night. I'm going to make a dress with the first one, a skirt with the second.



それから、組織論の本を読んでいます。面白い。
これを読むと、マトリックス組織であり、かつ、ある意味カンパニー制であるうちの会社が組織として如何に制御が困難か、下手すれば(下手しちゃってるので)非効率か、がよく分かります。だから人がダブついちゃって、人材の草刈り場になってしまうのか。勉強になります。

June 02, 2012

I buy, because I care.

Reading magazines is one of the things I cannot live without. There is this notion in the society (at least in Japan) that a hierarchy exists in the publication world - that literature and newspapers come first, regular books the second, and magazines and comic books at the bottom. I resent that hierarchy especially in these days when they publish lords of very trashy business / pop culture books, and when newspapers publish lots of sponsored articles which are copied and pasted many times (and people in Japan tend to think that what they read in the newspapers are the facts).
Think about how much time and energy and intelligence spent in some of the high quality magazines... Like below.


雑誌を読むのが好きなのです。世の中には出版物の中に見えないヒエラルキーのようなものがあって、文学や新聞が偉く、一般書籍は次に偉く、雑誌(と漫画)は一番下、みたいな雰囲気があると思うのですが(わたしが思っているだけ?)、最近の書店に並ぶビジネス書の薄っぺらさといい、アイドル本(存在自体が理解できない)の。。。といい、新聞には半ば広告のような記事がならぶことといい、雑誌の位置づけの低さが不思議になります。
上の写真のような雑誌、手間ひまとインテリジェンスとセンスが詰め込まれていて、ひとつの記事を制作するのにかける時間は半端じゃない。

These are my favorite Japanese magazines: Esquire Japan, ku:nel (a lifestyle magazine with some crafty touch), kangaeru-hito (meaning a person in deep thoughts, they collects themed essays and interviews), and Kuroshio-no-techo (another women lifestyle magazine, the target audiences' age is a bit higher but the contents are great nonetheless).
Unfortunately, Esquire Japan went out of business a few years ago. It was definitely better than the US Esquire magazine for sure.
残念ながら廃刊になってしまったエスクワイヤー日本版。ku:nel、いつも愛読している考える人、そして、世代がちょっと違うかなと思いつつ大好きな暮しの手帖。

To avoid the same thing to happen to my other favorites, I buy them.
You can read them at the libraries, but you shouldn't, if you care.
残りのお気に入りも廃刊になっちゃったら悲しいので、買ってます。
図書館でも借りられるけど、もし雑誌というカルチャーに一票投じたいなら、皆さんもやっぱり買って下さい。

May 28, 2012

今日の気になるもの Antenna 5/28

Taprootというインディペンデントの雑誌。たまにチェックしているSouleMamaという有名なブログを今日久しぶりに見てみたら、Amandaが雑誌を始めたと知りました。これが素敵なの。欲しいが、日本まで送るとちょっと高い?
っていうか、こういう雑誌をやりたいな~という内容で、しかも印刷している事実にノックアウトされました。いいな。
Today I was fascinated by a recently launched magazine called Taproot, run by the owner of SouleMama blog, Amanda Soule. It looks just gorgeous. It's expensive to subscribe from outside of North America, but I'm completely tempted.
It's exactly the kind of magazine I dream of running myself one day. And they do it in prints... I envy that.


とはいえ、彼女は本を既に3冊出版している人気ブロガーなので、もちろん比べ物にはなりません。バーモント州の古い家を夫婦で改築しながら、可愛い子供達に囲まれて皆んなで色々な手作りをしている様子がブログで紹介されています。その一方でビジネスをして、雑誌を作って。ほんと理想だな、こういうの。
Of course, she is a famous blogger who have published 3 books, and I cannot simply envy her. She is refurbishing an old house in Vermont with her husband and many cute kids, making all kinds of handcrafts, taking amazing beautiful photos. All the while, she runs her own business and a magazine. That's exactly my ideal.



May 20, 2012

After the party...

One of the reasons I have moved into my current place was to have enough room to invite people over. So I did last year.
Almost a year later, I decided to have another party.  Frankly, I would love to have people come over more frequently.  It's just, everyone is so busy, and we have to make arrangements quite in advance.
So, I really didn't pick the date because my birthday is in May.  May in Japan is like July in California and in Europe - very dry, sunny, a bit cool in the evening, pleasant, and just perfect for a long evening soiree.
We had a good mix of people yesterday, with great food and wine and conversation.
週末、1年ぶりにホームパーティをしました。別に誕生日だから5月にしたというわけではなくて、今の時期が気候的に最高だから。夜になると涼しくて、窓を開けてわいわいお酒を飲むのにピッタリ。私は夜に外にいるのが好きなので、こんな気候になるとワクワクして全然眠れません(といっても窓を開けて外気を楽しむので我慢しているけど。)
本当はもっと頻繁にやりたいのです。でも皆も忙しいし、予定を合わせるのが大変だし、みなが家に来たいと思ってるとは限らないし、結局なかなか出来ず。

子供の頃、常に人が遊びに来てはご飯を食べているような家というのが羨ましくて、ウチもそうだったらな、と思っていたものでした。ウチは友達を家に連れてくるのを親がそれほど喜ばなかったので、より羨ましく思えて。
普段一人分のご飯を作るのが面倒で外食しちゃったりするくらいなので、やっぱり大勢のご飯を作りたいんだなとも思います。
昨日は友人に沢山手伝ってもらって、加えて、みんなに色々持ち寄ってもらったので、お腹いっぱい食べれました。あと、ケーキ。ありがとうございます!
My friends brought a birthday cake for me! (no use of counting candles - it doesn't tell you my age.)

Having a party every once in a while is very good for your home.  All your plates and glasses and cutleries get to be cleaned up completely and get to be used.  An artwork in your home to be appreciated once again.
家でパーティをすると家中の食器総動員で、食器たちやお鍋やフライパンたちが喜んでいるように思います。部屋に飾ってある絵も、久しぶりにみんなに見てもらえて嬉しそうだし。
Today, after I cleaned up my kitchen, I picked up this book (a 20 year-old essay by a Japanese film director on French cuisine) at a library, cooked 6 bottles of lemon jam, ate a lot of leftovers, and just relaxing.
今日はキッチンを頑張って片付け、図書館に伊丹十三さんのフランス料理と私と、という本を取りに行き、最近また仕入れたレモンでジャムをつくり、美味しい残り物を平らげ、あとはリラックス。ああ、もう日曜日が終わっちゃう。

明日は日蝕ですね。

May 10, 2012

伊丹さんの本

「考える人」すごいなあ、と改めて思うのは、今ほら伊丹十三さんの文章にハマっているじゃないですか。それでこんな本買ってみたのですが、それがなんと、「考える人」編集部編なんですよ。「伊丹十三の本


やっと今日届いた。
それで色々と見ていたら、やはり、というか、やられた、というか、2003年に伊丹十三の特集をしているわけです。もう手に入らないみたいなので、図書館で取り寄せ中です。ううむ、楽しみ。

伊丹さんの本は、前から書店で手にとっては何度も買いそうになった「ヨーロッパ退屈日記」をついに買って少し読み始めました。電車の中でどうしても堪えられず、声を出して「くすっ」と言ってしまうという恥ずかしい体験をしてしまいました。ニヤニヤするくらいじゃ収まらなかった。
伊丹十三さんのエッセイ、ほんとどれも秀逸そうなのです。暫くは夢中になりそう。猪谷さんといい、こういうタイプのインテリで突き詰める人がほんとに面白い。

でも今メインで読んでいるのは「齋藤孝のざっくり!西洋思想」です。もう1年以上本棚にほおってあったのだけど、読み始めたのは「考える人」の「考える仏教」特集を読んでいて「仏教を理性で読み解く」という高村薫さんの言葉に刺激を受けたから。理性、すなわち西洋思想のロジックという視点です。じゃあ理性ってなんだ?っと思って読み始めました。面白い。
 


こんなハマりようなので、考える人のバックナンバーをまた4冊古本で買ってしまいました。また今度紹介します。もういっその事定期購読しようかと。


April 13, 2012

Tropics

Good evening from Singapore!
I wanted to blog all week but the past 2 weeks had been crazy - partly because I was trying hard to win this business trip. My boss made it happen at the very last moment, and here I am!
I really wanted to come here not just because it was the most logical thing to do, but also I have a good friend here and because I really needed to get away. Thought about going out, but I decided to stay in and go to a spa this evening. Spend some quiet moment and reflect myself on this blog.

I must have come to Singapore the best time of the year - its not hot, just a bit moist, and it's gorgeous outside. The slow & prolonged Singlish accent is soothing. The local language is unintelligible. Food and shopping looks quite promising. Can't wait to explore more.

The other reason for being busy is the Hunger Games. I'm into Book 3 now. The author kills more people than I remember in any other young adult books, except perhaps Harry Potter 7, although cruelty is inevitable part of the story. And the story is great.

In addition, I finished knitting the fuchsia cardigan, and I have been working out. Can you believe it? Me, working out. So, my new year's resolutions weren't that futile after all.

More from this tropic city, soon.

April 01, 2012

Sunday, a sweet home.

忘れる前に。5月5日か19日にホームパーティをしようと思います。普段お会いしている方は直接お誘いしますが、もしこっそりブログを見て下さっている方で、よし行ってやろう、という気分になったらメール下さい。日程はこれからどちらか決めます。
念のため言っておくと、去年も7〜8人招待しましたが椅子がマックスで4脚しかありません。今年はついに床に座るか、いやそれはあんまりか、と悩んでいます。これからスタッキングを買おうか考え中。部屋はまあまあ広いので、大分人数入れます。
Before I forget, I am throwing another small home party on either May 5th or 19th.  Please email me if you can come!
I have to warn you that, like before, I only have 4 chairs still (3.5 to be more exact).  I may buy several stacking chairs, or we may sit on the floor... but the food will be good!

今日は久しぶりに一日家で過ごし、掃除をしたり宿題をやったり(下の糸紡ぎ)、仕事をしたり読書をしたり。本は、Hunger Gamesが佳境に入り、や、やめられない。これ、子供に読ませられないでしょ。いくらなんでも、残酷過ぎます。でも面白いんだな。
本繋がりで。昨日、ついmina perhonenの本を購入。中が余りにもステキなので。ちょっと紹介しましょうか。

Today was a stay-at-home-in-PJ day, cleaning up, tackling my homework, working a bit, reading, etc.  I am at the last part of the Hunger Games right now - totally hooked and hard to put down - and was amazed how brutal the story is for kids to read...
Speaking of books, a book by mina perhonen is a newest addition to my book collection.  It is just soooo pretty inside.

こんな、テキスタイルをプリントしている現場とか、
Like how they print their textiles...
色々な生地で作られたドレスだとか。
... and these dresses in blues.

****これより下はマニアック注意報出ています*****

さて、宿題。
羊毛ほぐしと梳かしがやっと終わって、今スピンドルで糸紡ぎをしているのです。ひと枷(右)がやっと終わり、ふた枷目。
So, my homework.
I finished carding the indigo-dyed wool and started spinning with a spindle.  I only finished one skein, on to the next.

でも藍色だけでまだこんなにある〜。まだ茶色もあるのです。いつになったら終わるのやら。もうマフラーする 気候じゃなくなってきました。
Still have this much to go, plus a bunch of brown color wool too.  Gosh, when will I finish this?

そして、先日編み上がったショールはブロッキング。
ブロッキングワイヤーは、アメリカから怪しまれつつ持って帰ってきたものの中で特に良かったものと思っています(他にはDVDプレーヤーなど。どちらも飛行機で変な目で見られます。) 基本長い針金なので、ニッターさんのなかにはホームセンターで針金を買ってきた、なんて方もいるようですが、付いているピンも重要なんですよ。
I am also blocking the shawl on my bed.  It is drying now, and I am wondering (right this moment) if I can sleep on my bed tonight.

この写真、見えるかな?ところどころマットレスに止め付けて全体をピンと張っています。アイロン台でスチーム、もたまにやりますが、やっぱりワイヤーにはかなわない。