July 01, 2009

芥川龍之介

以前から考えていたのですが、日本人の作家で特に誰が好きかと聞かれたら芥川龍之介ではないかと思います。次点で宮沢賢治と幸田文。でも幸田文は随筆のみ読んだことがあるので、作家として(小説家として)興味があるかといえば、そうではありません。
芥川のことが一番最初に気になったのは高校のとき。教科書に載っていた短編を読んで何か心に引っかかるものがあって、その後田舎に眠っていた文学全集から彼の本だけを引き抜いてきました。この本は何故か箱を残して中身が紛失。残念で残念で諦め切れず、箱だけずっと捨てられませんでした。
最近(というかここ数日)、その教科書に載っていた短編がどうしても読みたいという気持ちが高まり、あちこち探しているのですが、それがどうしても思い出せないのです。彼の作品の中でも所謂「歴史もの」ではなく、子供時代の思い出を幻想的に描いたような短編です。タイトルがどうしても思い出せなくて、見つけられないのです。その教科書には確か何篇か作品が載っていて、「蜘蛛の糸」と「トロッコ」は覚えているのですが、このひとつはマイナーな作品だったのか。。。それとも、本当は芥川の作品ではなくて誰か他の人だったのかもしれません。挿絵ははっきり覚えているのに。
今欲しいものは「芥川龍之介文学全集」です。
それから、幸田露伴の「五重塔」を前から読んでみたいと思っていて、ついに手をつけようかなあと考えています。
マイブームは世の中の流れと全く関係なくやってくるので、書店に出向いても欲しい本が見つけられません。本当にAmazonにお世話になっています。

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