January 15, 2009

K-20


もう一週間前になりますが、怪人20面相を映画館で観てきました。
考えてみたら、宮崎駿作品以外の日本映画を映画館で観るってすごくすごく久しぶり。初めてに近いくらい。
子供の頃によくテレビで見ていて(再放送かもしれない)懐かしかったから。もしかして、再放送を観ているのも私たちの世代が最後でしょうか?
最初のシーンがいきなり東京の景色から始まるのですが、結構圧巻。全体的に言ってデザインや映像の面ではかなり優れていたと思います。
ただ、問題は脚本かな。元々のストーリーと違って、設定は「もし日本軍が戦争で負けなかったらこうなっていたはず」という戦後の世の中。必然性がよく分からない。なんで普通に原作通りのストーリーにしなかったのかな?繋ぎのテンポも悪く、カットしたいシーンも沢山あって、脚本の弱さと編集の未熟が目立ちました。
でも随所に「お、良く撮ったな」と思えるようなシーンも沢山ありました。だから一層もったいない。
全般的には比較的面白かったので、観て損は無いかと思います。
久しぶりに日本映画を見てみて、やっぱり映画界の層の薄さを感じたかな。。。それから、これから脚本家で映画を見てみるのもいいかと気づきました。いい映画って、要は脚本でしょ。と、思ったのでした。

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