January 30, 2012

天覧山・多峯主山ハイキング

ここ数週間山へ行けなかった鬱憤が溜まり、週末の土曜日は早起きしてハイキングを決行してきました。

場所は、持っていたガイドブック(東京近郊ミニハイク)中で一番近そうだった天覧山へ。最寄り駅の飯能は西武池袋線で池袋から約50分の距離です。「スニーカー登山」と書いてあったのも決め手。

11時過ぎに飯能に到着し、地図を見て登山口まで歩き始めました。途中、本には載っていた「お菓子パンのお店」が見つからず(潰れたのかな??)、通り道のコンビニでおにぎりを調達。
なが~い商店街の沿道にはシャッターが閉まったお店が多いのですが、中には随分雰囲気のある商店もあって15分くらいの道のり、かなり楽しめました。例えば、下のカフェや、
こんな商店。
庭園があったり、嘗ての繁栄振り(と勝手に言ってみた)が伺えます。ちなみに、下は氷張ってます。やっぱり都心より寒いんだ。
昔の商家でお雛様を展示していたり(下)。
そういえば、ここで写真を撮っていたらいかにも「アウトドアやってます」という風貌のおじさんが車から降りて走って来て、「xx山はどっちか知ってますか?(xxは聞き取れず)」と話しかけてきました。おじさんと言っても中高年登山風ではなくて、「もしやパタゴニアの社員?」という感じの、パタゴニアのフリースに短パン、顔は真っ黒に日焼け、みたいなカッコいいおじさん。わたしの「いかにも登山に行きます」スタイルをみて同類と看做してくれたのでしょう。
お、わたしも山ガールの仲間入りか?!と嬉しくなりました。(残念ながらお役には立てませんでしたが。そして、ガールではない(笑))

そして、いよいよ登山口。
そう、さっきのおじさんに「天覧山に行くなら岩ごつごつのコースがいいよ」と教えられ、心の中で「ロッククライミングはちょっと無理では。。。」と呟いていたところ、登り始めて程なくして”なだらかコース”と”岩山コース”の分かれ道に来ました。恐る恐る岩の方へ。
何のことは無い、岩の傍を通り抜けるコースでした(笑)。しかも、こんなカッコいい仏像付きの岩山。江戸時代からあるんだとか。岩のあちこちに彫ってあるの、見えますか?
なんせ195mの山なので、すぐに頂上に到達。
でも開放感は満点です。街も見えるし、
奥多摩の山々も。(真ん中の木の向こう)
そこから隣の多峯主山まではコースが2つあるようなのですが、前のご夫婦に付いて適当に階段を下りて行きました。階段には雪も残っているし、結構凍っていて怖い場面も。
この一本道の周りは普段湿原のようで、今はすっかり凍っています。菖蒲も季節には咲き乱れるようです。
この木も芽吹いたら綺麗だろうなあ。
そんな訳で、こんな小さい池はもちろん凍っています。先を歩いていた「子育て終わりました」世代のカップルが杖で氷を割り、奥さんがきゃっきゃ騒いでました。微笑ましかった。

下ろしたてのトレッキングシューズ。セールで9000円台で買ったお気に入り。やっぱりお店の人の見立てに従って10足以上試着した甲斐がありました。(とはいえ、結局見た目で選んだ。)
でも、やっぱり皮の登山靴欲しくなる。
この靴を履きつぶしたら本格的な登山靴、が目標なのですが、意志が弱いので意外に早く買ってしまいそうな予感もします。
最後階段がきつかった。でも頑張りました。こっちの方がさらに見晴らしがよく、スカイツリーも見えました。頂上ではお弁当を食べている団体や、一人登山の人や。のんびりした雰囲気です。
わたしもコンビニおにぎりとおやつを食べて一休み。周りを見るとみんな手作りのお弁当を食べてる。。。羨ましいけど、週末に更に早起きするのは無理だな。

帰りは違うコースで戻ります。左側のルートを目指します。
坂の途中、こんな座ってくださいと言わんばかりのベンチが。一瞬休憩します。
そのまま帰るのも勿体無くて、もう少し歩こうと思って近くの高麗峠のほうへ行ってみることにしました。なので途中からコースを反れます。ちょっと車道の脇を通ったり道に迷ったりして、緑道の入り口へ到着。
こっちはもっと平らな緑道になっていて、犬の散歩や親子連れやトレイルランニングをしている人などに出会います。のんびりと散歩。
でも20分ほど歩いたところで日が弱ってきた様子です。近くにあった休憩場所で一服して、今日のところは引き返すことに。今回は、下の道標まで。
この一帯、奥武蔵のほうはずーっと先までトレイルが走っているようで、もっともっと見所がありそう。今回は左側の星の辺りから、一番左の山(ピンクの線が行き止まっている所)まで行き、わき道に反れたりしながら適当に戻ってきました。今度は右の奥の奥の湖まで行きたーい。
とにかく雑木林が綺麗なところで、春の山桜の季節には絶景に違いない!また暖かくなったら行こうと思います。


ちかごろいつも山に行きたい訳ですが、でも「山」そのものというよりは「街じゃないところ」に焦がれています。ニューハンプシャーだって北海道だって九州の田舎だっていいのだけれど。土の道を歩きたい。樹の匂いをかぎたい。(でも虫は嫌なので冬が好き。笑)
こういうことを総合すると、岩のごつごつした日陰のないところを登って行くような場所(例えば富士山とか?)には余り興味を惹かれないな。あと、蒸し暑いところも避けたい。もっとハイキング歴が長くなったら、こんな好みも変わってくるのでしょうか。

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