April 19, 2010

考える人

新潮社をちょうど見直したところ。

「考える人」という雑誌の「はじめて聖書を読む」という特集を読んでいます。昨日から結構読んでいるけどまだ特集さえ読み終わらない。かなり読み応えあります。でもそんなことより、本当にすごく面白い特集です。すごい。

作家、文化人、そして聖書研究者や宗教学者の聖書との付き合いかたや論点など。子供の頃に新約旧約の聖書物語なら読んだことがあったけど、聖書そのものはまだ。もし学生のころにこの特集を読んでいたら、宗教学に進んでいたかもしれません。そもそも、法学部に行ったのも法律を通して国や文化や思想の違いが学べるのではないかと思ったからだし(そして、法律そのものは詰まらなかった。。。)。聖書について知り、古代の人たちの考え方に触れるにつけ、本当に違う世の中だなあと思います。人間は違う立場、文化、文脈にある相手のことを理解することができるのか。相当な努力が必要だと言うことは分かります。

田川建三先生のアフリカ時代の話など、本当に面白かった。大学を出てから触れた歴史に関する文書のなかで、これが一番心を動かされたかも。

考える人 2010年 05月号

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