February 14, 2012

幕山ハイキング

また先週末もハイキング。
1年以上振りに会った友人が車を出してくれて、梅祭り(というか梅の宴(笑))をやっているはずの幕山公園へ。向かう途中、ターンパイクからの見晴らしは最高でした。良い一日になりそうな光。

山の木々はまだ煙るような枯れ枝ですが、それがまた絵みたいで美しい。
11時半くらいに登山口に到着して、地図を確認。登り始めました。空はこんな色。
わたしたちは所要時間の長い裏側のコースから上がることに。何となく、表側は日当たり良すぎるし傾斜がキツそうだなあというのと、なだらかに登って海を見ながら降りてくる方が楽しいかな、と思ったので。
まだ咲いていない梅林の横、渓流沿いをなだらかに登っていくと、程なく林の中に。
滝と呼んでいいのか、こんな水辺もありました。すごい水の勢い。

この辺りはまだ歩道が舗装されていて歩きやすい。

ブルーベリーのような青紫の実がなった木(下)。春の日差しが透けています。
木々を抜けると、ちょっと明るい草原のような景色に出ました。この稜線の頂上まで笹野原が続いています。
萌黄色というのか、薄い緑と空の青と白い雲が美しい。
でも実は下はこんな感じ。笹のトンネルのなかの道!
細い土道は霜が溶けてぐちゃぐちゃで、かなり歩きにくい。でも不思議な光景にテンション上がります。
しかも途中には石垣の跡が。遥か昔に林を切り開いてお城を作ったのが、使われなくなって笹が覆いかぶさってしまったのかなあとか、ぼんやりと想像してしまいました。笹の中の獣道がどうして出来上がったのか、いつから人が歩いていたのか、本当に不思議です。
暫くすると、普通の山道らしい道に出ました。
こちら側は北側のようで、ちょっと気温が低く霜柱も全然溶けていません。
これが山の頂上!と思って記念撮影をしたのですが、なんか変。誰もいないし、見晴らしも良くない。幕山からは相模湾が見えるはずでは。。。
と思ったら、さっきのは隣の山で、まだ道は続いていました。それから10分くらい歩いたところで幕山の頂上。落書きだらけで微妙な感じですが(笑)。読めん。
大体1時間半くらいの道のりでした。
気持ちの良い見晴らし!真鶴半島がすっきりと見えます。
水平線は一週間前(通いすぎ)と比べてもやっとしていて、海と空の境界がほんわりと曖昧。
ベストなスポットを確保してオニギリタイム。
帰りは予想通り、ずっと海を見下ろしながらの清清しい道程。ほんともう春って感じ。
梅はうっすらと。咲いている木がチラホラ。でも「気のせい」程度に香りが漂います。
あの漢詩を読んだ後で今にも咲きそうな梅林を訪れるって、ある意味、詩的で情緒ある散策でしょうか。
友達と湯河原駅で別れ、一旦は電車に乗ろうとホームへ向かったものの、やっぱりどうしても温泉に入りたくなって引き返し。
こごめ温泉にタクシーで行ってみました。ワンメーターとはいかず、1200円くらい。こごめ温泉は大衆浴場に毛が生えたような感じなのですが、地元のおばあちゃん達で賑わっていて雰囲気がありました。
湯河原は昔の「温泉番付」によると東の小結のようで。写真は1817年版の最古の温泉番付のコピーだそうです。

それにしても、「スニーカーでも全然OK」とは言われていたものの、北側は道がぬかるんでいたのでトレッキングシューズで行ってよかったです。
次回は春の山を堪能できるような、もう少し距離の長い登りがいいかな?
山頂でお味噌汁、が目標です。

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